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祥の体内にペニスがすべて挿入って 日にちで言えば一週間も経ってないのに 何だか物凄く初めて祥と気持ちが繋がった時の事を思い返した 暫く動かないでそのままお互い抱きしめあったまま 痛いくらいに確認し合うように腕の中に愛しい体温を閉じ込めていた 「…………ふっ」 「…あははっなんか…くすぐったいね」 「…そうだな、祥と付き合って初めて抱いた日のこと思い出した」 「俺も…俺も今ずっとその日の事思い返してたよ、なんか物凄い今が奇跡みたいだって思える」 「…奇跡か、確かにそうかもしれない」 祥がポツリと零した奇跡と言う言葉 そんな言葉口にするような性格じゃないのに なんでか祥といる時はそんな不確かなことさえ本当にこの世にはある気がするんだ 世の中の事柄すべてが成べくして成っているって思ってたのに 本当に今目の前で祥が笑っていて 当たり前のようにキスができて 好きだと口にして伝える事を許されて 理由がなくとも会うことができる この関係になれたことは奇跡としか俺にとっては言いようがなかった 「それより祥余裕じゃん」 「ッ!ちょ、急に動くっな」 「久しぶりのセックス気持ち?」 「お、まえ…っ…言ってること変態オヤジみたい…」 わざとおちょくる俺をムッとした祥が睨んでくる その顔が堪らなく愛しくて可愛くて 鼻の頭をカプっと噛み付いてやった 「んっ、直輝…」 「んー?」 「動いて…よ…」 「ふはっなに?溜まってんだ?」 「そ、じゃないけど…!……俺の中に、直輝のあったかいのあるから…なんか、奥がムズムズする…」 「………」 もう祥の存在自体がアウトな気がしてきた 本人はただ素直に言っただけだろうけど それが相手を興奮させるってことに気づいていないんだから恐ろしい 「直ぐにとんだら眠ってても中出ししまくるからね?」 「え?!…っ!ぁ、っんう!んー!」 俺の言葉に驚き何かをいいかけた祥の唇をキスで塞ぐ 途端にギュッと肩にしがみついてきた祥を揺さぶりながら ボタンをはずしはだけた胸元へと手を忍び込ませる 「んんっ!…っあ、やぁんっ…は、あぁ!」 「祥、気持ち?」 「ひゃ…ぁあっ、きもっ…ちぃ…」 「ダメ、声我慢したらもっと意地悪な事するよ?」 「そ、なの…っ!だって…ここ、学校…ひゃあっ?!」 必死に手の甲を噛んで声を押し殺す祥の乳首に服の上から噛み付く 一際高く甘い声をあげた祥がビクビクと腰を震わせて2度目の白濁液を吐き出した 「祥のエッチ」 「やら…ぁ……なお、が…乳首…っ」 「ふはっ祥もう頭ぼんやりしてんのか?」 「ああっ…んぅ……お、く…なおっ!…もっと…奥っ!」 「…ほんと、エロすぎだろ」 射精を終えてすぐ ポーも余韻に浸っていた祥がいきなり腰をグラインドしだす いやらしく腰をゆすり 赤く火照り出した白い肌がなまめかしい もう既にトビかけているのか 目の前の祥はたれ目に涙を溜めては トロトロな表情で懇願してきた 「ここ、好きだよな」 「んぁあっ!ああ…っ!いっちゃ…で、ちゃう…っ」 「前は触っちゃダメ、後ろだけでイッて」 「ひゃあん…っ…が、んばりゅ…後ろっ…ぁ…だけで、イクッ」 「いい子、大好きだよ祥」 「あああっ!」 きゅんきゅんと何度も祥のアナルがヒクつくと 俺の肩を握り締めている手にグッと力が篭る それから直ぐに耳元へ口を寄せて 舌で形をなぞるように舐めとるとビクビクと体を痙攣させて祥がドライで達した 「ぁあ…!んっ、ああっ!イクッ!イクッ!」 「大好き」 「んーーーっ!…ん、ぁあーーー!」 何度か大きくビクッ、ビクッと体を跳ねさせるとくったり力の抜けた祥が倒れかかってくる 汗で肌に張り付いた黒く艶のある髪を撫でて 真っ赤で派手な短いチャイナ服のスリットから覗く白く細い足を掴むと 真下から思い切り突き上げた 「――――ッ?!」 「まだ頑張れるだろ?」 「ひゃらっ!あーーっ…んん、ぁあ…も!イケない…っ」 「祥のチンコからずっとヨダレ出てる、チャイナ服下から持ち上げてやらしい」 「んぁあっ!も、…っん…!好き…ッ、らおきっが、好きっ」 「俺も大好き、祥大好きだよ」 「ふぁっ…!ああっ!…ッん、ぁあっ!」 好きと何度も呟いて続けざまに絶頂を迎えている祥の体内で精液を吐き出した 同時に絶頂を迎えるとき 祥が肩に噛み付き歯が食い込む ジリジリと焦げる痛みと 祥の甘すぎる声を耳元で聞きながら強く抱きしめた 「祥?大丈夫か?」 「んぅっ!…う、…ん…平気…ッ」 「悪い中に出しちゃったから今掻き出すな」 「やっ!」 「…祥?」 「今日はこのまま…らおきのせーし…お腹のらかがいい…」 「あー…それは凄い可愛いけど明日腹壊すぞ?」 「いいろっ!俺がいいって言ってるんらから…いいろッ!」 「………」 子供みたいにほっぺをぷぅっと膨らせて 祥が駄々を捏ねる 頭がぼーとしてるせいでいつもより幼い祥が可愛くて堪らない 呂律も回ってないし きっと今の事祥は後で一人で思い返して死ぬほど顔を赤く染めて後悔するんだろうな 忙しいやつだな本当に 「じゃあ家に帰ったら直ぐに風呂に行こう」 「………やら」 「祥、それだけは駄目だ約束して?」 「………じゃ」 「ん?」 「もっとチューして………チューもぎゅうもエッチも…俺、もっとしたい」 「〜〜〜っ!」 「直輝は?……俺じゃ、やだ?」 チラッと不安げに瞳に涙を溜めて 祥が見上げてくる その視線に胸がドキッと高ぶって 喉がゴクリと上下した 嫌なわけがない 男なのに真っ白な肌に今にも折れそうな程華奢な体 乱れてギリギリ隠してるものの勃ちあがったペニスによって押し上げられたチャイナ服から覗くソコも 惚けた顔で色っぽいその視線も 何もかも最高にいやらしくてエロい 「んっ!ふぁ…っあ…直輝っ」 「乳首、気持ち?」 「やぁ…っ…噛んじゃ…やらぁ」 「嘘つきだな、もっと酷い方が好きだろ」 「あああっ!…っ…はぅ……んっ好き…」 服の上からでもわかるほど勃ち上がっている乳首両手の親指で擦る くにくにと上下に押し込む度に 祥の細い腰が前後に動いて乱れていき 口に含んだチクビに強く歯を立てただけで ビクビクと簡単に絶頂を迎えていた 「んぁあっ!」 「淫乱」 「やらっ…意地悪……直輝、チューも…」 「はいはいほら口開けろよ」 「ん」 顎を掬って意地悪くそう言うと みるみるうちに顔が蕩けていく 微かに開いていた口がほんの少しだけ大きく開いたのを確認すると耳を撫でながら 祥の口の中に舌を侵入させて掻き回した

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