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「んぅ!…ぁ、ダメ…だって…」 「後ちょっとだけ」 「〜〜〜っ少しだけだからな!」 「ふふっ大好き祥」 「んぅ……ん…っ…ふぁ…なおっ…ぁ、んっ」 そんなオネダリされたら嫌なんて言えるわけない 別に俺だって嫌なわけではなかったし 寧ろちょっとはしたくなくも無かったわけで 最近直輝甘えん坊で可愛いななんて思ったら 心臓がきゅんって甘く締め付けられて いつの間にか俺も直輝の舌を追いかけていた 「あ…っ…んっ!ま、って直輝…っ」 「勃ってる」 「だ、め…っ!」 足のあいだに直輝の膝が割って入ってきて 股間をグリグリと刺激される キスだけで簡単に興奮して 勃ちあがったペニスを揺さぶられてビクビクと体が跳ねた 「待って…!直輝っもう…出ちゃ…っ」 「じゃあ口に出していいよ」 「へ?!」 「下着の中に出すよりマシだろ?」 「〜〜っ!無理!無理無理!」 ジタバタ暴れだす俺を抑えつけて 直輝がペニスを思い切り掴みあげる 途端に痛みが走って動きが鈍くなった瞬間に下着から取り出したペニスを口に咥えられて驚きと恥ずかしさで死んでしまいそうだ 「ひゃ…っ…や、だ…直輝ぃ……っ」 「祥の凄い固くなってる」 「ンーーッ!ぁあっ!ま、って…そこはっ」 「あははっもう腰抜けたの?」 「ふぁっ…ぁあっん…や、ら…も出ちゃ…」 直輝が頭を前後に動かす度ジュプジュプとイヤらしい音が響く 学校の裏門の近くでこんなことしてるなんて 誰かに見つかったらって気持ちと 気持ちよくてどうでもよくなってくる気持ちがぐちゃぐちゃに混ざりあって溶けそうだ 必死に口元を両手で隠して声を出さないようにするけどカクンッと腰が抜けたせいで 直輝の頭にしがみつくので精一杯だった 「やっ!出ちゃ!イクッ」 「イっへいいろ」 「んぅっ!ぁあっ…あっん!ンーーッ」 「っ…ん」 「ふ…っ…ぁ……直輝っ…ごめ…っ!出して!」 「………」 堪え切れなくて直輝の熱い口の中に 白濁液を吐き出してしまう 急いで直輝に吐き出させようとしたら 腕を引っ張られてキスをされた 上を向かせれるように頭を押さえつけられて 直輝の顔が俺を見下ろすようにキスで精液を流し込まれる ドロっとしたそれと 自分の出した精液の味にギョッとして暴れると直輝が掻き回すようにして舌を絡めてきた 「んーーっ!んぅ!」 「っ……ふっ」 「〜〜〜っ!」 「どう?祥の精子の味」 「最悪だバカ!」 「俺のも飲む?」 「〜〜っくたばれ!」 「痛ッ」 ズイッと顔を近づけてそう言う直輝の顔を思い切り押し返す グイグイと押して立ち上がるとズボンを履き直してさっさと歩き出した 「祥ごめんね」 「…………」 「こっちおいでよ」 「………………」 駅のホーム 電車を待っているあいだ 直輝がご機嫌取ろうと色々話しかけてくる もう別に怒ってなんか無かったけど 俺も俺で意地張ったままで 直輝と話せないままだ 「祥〜」 「……触んな」 「ごめんって、だって祥可愛かったから」 「〜〜〜っ」 「ふっ顔赤いよ」 「もう!馬鹿直輝!」 「あははっごめんって祥大好き」 「………俺も…好き…でも後3分は口聞かない」 「ふはっ3分後は話してくれるの?」 「…うん」 「じゃあ3分のあいだは手繋いでい?」 「………うん」 「もー本当可愛い大好き」 ニヤニヤとだらしない顔して直輝が手を繋いでくる 俺も握り返すと3分間だけこっそりと人混みの中直輝と手を繋いで電車を待っていた

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