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考え込む俺を見て怜さんが猿轡を外す やっと解放され、 久しぶりに閉じた口は痺れて麻痺していた 「さ、俺に縋ってみてよ」 「………」 「可愛く言えたら酷くするのは辞めてやるよ」 「………ふっ」 急に笑いあげた俺を怜さんが訝しげに見下ろしてくる ジクジクと押し寄せてくる痛みを感じながら嫌ってほどの笑顔を作って口を開いた 「手加減なんてしなくていいよ、オカマ野郎」 「……くっ、ふはっ、あははっ!」 「……いっ……!」 「そう来なくちゃな、俺もつまんないと思ってたんだよ!」 「あ…っ!…ああーーーっ!」 「切れちまったかな?」 「ぐっ…ぅ……っぁ…はぁ…っあ」 頭の奥がチカチカと光る 唇を噛み締めて痛みに耐えても腰を打ち付けられる度に裂かれる程の痛みがかけ走った 「あーらら血出ちゃったわぁ」 「はっ…きもち、わる…っ…女男が…ぅ…っ」 「その女男に抱かれてる気分はどう?」 「…っ…いい…趣味してます…ね…っ!ぁあっ!」 慣らされる事もなく無理矢理にねじ込まれたせいで結合部から血が滴り落ちる 肌を伝い落ちる血を掬うとわざと意地悪く見せつけて俺の肌へと塗りたくった 「う…っ……ああっ…や…ぁ…!」 「ん?ここが好きなんだな」 「やめ…っ…あ!んーーっ」 「いい声出すようになったじゃん、もっと可愛がってあげる」 「ひ…っあ…やめろ…っ!く、そ…っ」 「糞だなんて下品ね~」 俺の言葉を根に持っているのか わざと女のふりをして煽るように微笑んでいる 怜さんの腹立たしい顔を見ながら 身体の震えが大きくなるのがわかった 「イきそう?」 「はな、せ…っ!」 「出したくてもここ塞がれてるから出せないけどな」 「んぁっ!うご、っかすな…っ!」 「あー気持ちいいって?」 「言っ、てない……や、ぁあっ!ああっ!」 「イキたいだろ?」 「イキ…ったくない…っ…オカマ野郎にイカされる…っん…なんて…っほんと最悪…っう」 「………へえ?」 「――――ッ?!」 「なら沢山イカせてあげる」 「あっああっ!い…っ?!や、め…!」 「ほら、イッちゃいな」 「や…あ…!あ…っ…んぅっ…あっあーーーっ」 「ふふっいい子」 塞ぎ止めていた尿道のバイブが勢いよく引き抜かれる ガクガクと痙攣を繰り返す俺を見ると、追い討ちを掛けるかのように前立腺を押し潰されてその刺激で白濁液を勢いよく吐き出してしまった グチュグチュと最後の一滴まで絞り取るように絶頂を迎えているあいだもペニスを扱かれて頭が真っ白になる ハクハクと息を繰り返すのがやっとだった時再び中に入ってるモノが動き出した 「や…め…っ…んぅ…!」 「一度イッたらもう止まんないだろ?薬のお陰でトんでもトんでも絶頂は押し寄せてくる」 「ひ…ぃ…っ!はな…せ…っ」 「つれない事言うなよ、耀よりも気持ちよくしてやるから」 「あ…っ!ああっ!」 「……耀の名前出しただけでこんなに反応良くなるなんて面白いな」 「あっん…!や、あ…っだめ…!」 「なあ教えて?耀はどうやって瑞生君を抱いた?」 「んぅ~~っ!あ…っい…やだ…っ」 「あいつのキスうまいだろ?腰抜けるよなぁ、俺も耀とのキスは堪らなく好きなんだよ」 「ふ…っんぅ!ん~~~っ」 嘘だこんなの たった耀さんの名前を言われただけで 驚くほど身体が熱くなる 必死に繋いでいた理性さえもドロドロに溶けだして怜さんの口から耀さんの名前が囁かれる度に腰が疼いて堪らない 「瑞生くん、俺も中に出してい?」 「――ッ!や、だ…っ…!やめ…ろ!ああっん!んぅっ!」 「そんなに嫌がられると寧ろ燃えるな、俺のこと耀だと思いな」 「ひや…ぁっん!ああっ!んーっ」 「可愛いなぁ耀には勿体無い俺の物になれよ瑞生」 「あっん…ああっ!ん…ふぁ…っ!」 誘うように囁いた怜さんに絡め取られるまま唇を塞がれる キスだけはしなかったのになぁ 俺だって分からない だけど耀さんと離れてから誰にもキスだけは許さなかったのに ああでも何かどうでも良くなってきた 俺なんでそんな事にこだわってたんだろ どうして俺怜さんに抱かれてるんだろ 抱かれたら怜さんと耀さんの罪滅ぼしになるだろうかなんて何でそんな馬鹿な事考えたんだろ俺… 「瑞生くんの中出しちゃうね?」 「い…っ!や、ぁあっん!」 「耀なんて辞めときなよ、俺の方が可愛がってやれる」 「ああっ!やぁ!ああっん!」 耀さんとかもういい、どうでもいい 誰でもいいからこの虚無感を埋めてくれるなら、俺はそれだけでいい 「ひ…ゃあっ!んぁ!んーーっ!」 「可愛い瑞生くん」 怜さんの手が頬を撫であげる 零れた涙を拭ってくれるその手に頬をすり寄せて抗う事を辞めようとした時部屋中に轟くような怒鳴り声が響き渡った 「怜てめぇこの野郎!!!!」 「あらっ」 「瑞生ッ?!」 「んぅ!ん…!かが、り…さ…っ…ああっ!」 「怜離れろ糞アマが!」 「やだぁ~乱暴さんっ」 「気色悪いから辞めろって言ってんだろ!」 どこから現れたのか どうやって入ってきたのか いつもの余裕なんて無くした耀さんが乱暴に怜さんを退かすと手枷を外してくれる ぱちくりと驚いて1人頭の追いつかない俺を耀さんは酷く心配そうに見ては痛いぐらいに抱きしめてきた

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