152 / 177

19

ゆっくり、ギリギリまで腰を引くと 勢いよく最奥を抉るように腰をぶつけてくる グチュグチュと部屋に水音と 俺の馬鹿みたいに止まらない喘ぎ声だけが部屋に響いていた 「ひゃ……っ……ああっ激し……ぁあっ!」 「痛い方がいいだろ?」 「そ、なの……んーーっ!や、あ……ダメッ!」 「自分から腰振っておいてダメはねえだろ瑞生」 「やあっ……!イッちゃ……ぁあっ!」 薬がまだ体に残っているせいなのか 快楽を感じれば感じるほど奥が疼いて堪らない 耀さんのもので抉られる度に 早くさっきよりも強く、深く 奥に熱を感じたくて理性とは反対に体が制御出来なかった 「ああっ……!イッ……ちゃ……や……っ」 「トブのはまだ早いぞ」 「む……り……ヒャンッ?!や、怜さ……っ!やだぁっ」 俺の腰を高く持ち上げてピストンを繰り返す耀さんの横から見ていた怜さんが立ち上がる 手に持つグラスに入っていたウィスキーをこっちにやってきた途端氷ごと体の上に零した 熱く火照った体に冷たいアルコールと痛みさえ感じるほどの氷が滑りあげてアナルがギュウッとペニスを締め付ける 「ひ……ッ!は……ぁ……やぁっ!冷、た……いやっ!」 「ふふっあらやだ、あたし酔ってるのかもしれないわ〜」 「い、やら……おかし……なるっ……」 「今の瑞生くんとっても可愛い。 でも、まだまだ可愛くなれるでしょ?耀に愛されてあたしに可愛がられて心もしっかり満たされてる」 「アアッ!やぁ、だ、め……っ!んーっ!」 「無駄な事考えないで快楽にだけ溺れちゃえばいいの。 今は全てを薬と、この熱のせいにして瑞生くんはもっと気持ちよくなればいいんだよ」 悪魔の囁きみたいに俺の耳に舌を這わせて歯を立てながら怜さんが囁く ふと耀さんへ視線を向ければ 俺と怜さんを熱く鋭い瞳でまっすぐと見ていた その表情に心臓がギュウッと締め付けられて それに反応するかのようにアナルもまた激しくペニスを締め付ける 反応が一際強くなった俺を見て怜さんがほくそ笑むかのように目を細めると綺麗な顔を近づけてキスをしてきた 「ふ……ッんぅ……ダメッ!」 「あたしも見てるだけじゃ暇なの」 「だ、め……ッ!んぅ!んん!」 「ふっ耀ったら本当に子供なんだから」 「黙っとけ、俺に殴られてないだけ有難いと思えよ」 「あら〜じゃあ、あたしへのお仕置きは無しってこと?ラッキー」 「お前は後でみっちりしごいてやるから待てでもしとけ。 分かったな?」 「あっは、その視線大っ好き」 俺の上で2人が何かを話しているのに 会話が理解出来ない 怜さんの手が氷を使って肌をなぞる度 ビクッと体が跳ね上がる たまにわざと乳首へと氷を押し付けられて ビリビリと刺激が駆け走る度に耀さんのものを締め付けると それに反抗するかのように耀さんには一段と奥を抉られて その間にも何度となく絶頂を繰り返していた俺は意識がトビかけていた 「ああっ……んぁあっ!……ひ……も、やめ……」 「瑞生」 「か……がり……さ……あんっ……ああっ……ぁんっ」 「瑞生……」 「もっ、と」 耀さんの表情に僅かに罪悪感が見えている事に気づいた 本当、優しすぎるんだ耀さんは 俺のこともっとモノとしてでも 何でもいいからもっともっと強く求めて 所有物みたいに独占欲を示して欲しいのに 怜さんが混じった事でこの状況に理性を働かせはじめた耀さんへと手を伸ばす 構わない、そう伝えたいのにうまく喋れない今じゃそれが精一杯の表現だった 「瑞生?」 「欲し、い……ぁあっん……なか、して……耀さ……ッ」 「……」 「お願ッい……!」 イク度に頭の奥が白く光る 自分が今とんでもないことを言ったのも 現実なのかそれとも俺のただの妄想なのかわからない だけど俺の頬をスルリ、と一撫でした耀さんが腰を強く打ち付けてくる グチュッ、ズチュ、と激しくなるその音と体を駆け巡る快楽に飲み込まれると考える事が出来ない 「瑞生くんのお口はこっち。 可愛い乳首はあたしが可愛がってあげる」 「ふ……っぐ……うぅっ!」 「おい怜!」 「あたしは3Pしようって言ったんだ。 これで辞めてやるんだから感謝しろよ」 「お前後で本当に覚えとけよ」 「お手柔らかにっ」 横を向かされて力ない口に指が侵入してくる グニグニと下を挟み込まれて喉の奥まで押し込まれた異物感に吐き気がこみ上げる 飲みきれなくなった唾液と吐き気によって溢れ出した涙が頬を伝い落ちた 「口の中もいい感じよ瑞生くん」 「んぅっ……うう……」 「じゃあ今度はこっちね、上手く出来たら御褒美あげる」 「ッ!や……ま、っ……!んぅーっ!」 「歯はたてちゃダメ、舌を使って裏筋に合わせて……ふふっいい子」 「ふ……っんぅ……んん……ぅ……」 指を抜かれた口の中に 代わりに大きく太いペニスを咥えさせられた ゆっくり、ゆっくりと動いていた怜さんの腰がだんだんと激しくなる 上顎を亀頭で擦られる度に酸欠で苦しくて堪らないのにどんどん気持ちいいとさえ感じて 耀さんに下から突き上げられて、 上から怜さんに無理矢理に犯されて 両方を同時に攻められる刺激に頭の奥でパチパチと火花が散った

ともだちにシェアしよう!