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第40話

今にも達しそうな程に張り詰めているモノを強く握った。 強請るまで射精を許すつもりはない。 「…八神ッ…イきそッ…ンん…ぁ…も、イッ…」 「まだ駄目だよ。もう少し我慢しなさい…」 「…ゃ…やだ、…やだやだ…ハァ…イきたいッ…イきた…八神、イきたい…ッ…お願い…ん、ぅ…ぁあッ…イかせて…も、苦し…ッ…」 なんて可愛らしい… もっと強請ってほしい。 もっと俺を求めてほしい。 強請るように俺を呼ぶ声に今まで感じた事もないゾクゾクとした感覚が走った。 それは甘えたようにも取れる声に聞こえた。 俺は蹴人の胸に顔を埋めて乳首に吸い上げた。 蹴人は胸を突き出して、首をそらせた。 音を立てながら突起を吸い上げ、甘噛みをすれば、蹴人はベッドを軋ませながら乱れた。 涙の溜まった目にうつるのは俺だ。 その事実は更に俺を興奮させた。 突起を解放してして小さく笑みを浮かべた。 「いいよ、蹴人。…許してあげる…」 「ッ…あぁぁぁあッ!!」 瞬間、勢いよく数回に分けて白濁を散らした。 それは蹴人の顔にもかかる程の飛距離だ。 そのような蹴人の姿に思わず口元が緩んだ。 「ふふ、気持ちよかったかい?…相変わらず、凄い飛距離だね…」 指に絡みついた白濁を舐め取る。 「はぁ、ッは…ぁ…ハァ…も、黙…ッ…れ…」 上気した表情で睨み付けられるとゾクゾクした感覚が湧き上がる。 たまらない… そのような可愛らしい表情で見られたら… 我慢ができなくなる… 「またそのような顔をする…。君は本当に学習能力がないね。しかし、あまり学習されてしまっても困るのだけれどね…」 「…は、ッはぁ…まだ、焦らすつもりか…勿体ぶってないで、…とっとと、突っ込めよ…」 蹴人の発言に驚いた。 強請って来るだなんて思ってもみなかったからだ。 「随分と男前な発言だけれど、駄目だよ。少し時間が空いてしまっているからね。しっかりと慣らさなくては、君が怪我をしてしまう。」 「ッ…」 「…もう我慢ならないという表情だね…」 我慢ができていないのは一体どちらだろうか… その時を待ちわびて育っているのは俺も同じだ。 「ハァ…ハ…ッ…お前が…の、間違い…だろ…」 「困ったな。…けれど、その通りかもしれないね…」 気づかれてしまった以上は隠していても仕方のない事だ。 一度認めてしまえば、収拾がつかない。 欲しくて仕方がない気持ちが溢れ出る。 「…ッ…なら…とっとと、しろ…」 「本当に、構わないのかい?…」 「言った筈だ…男に二言はない…」 「…」 「…お前も、その後言っただろ…。忘れたとは、言わせない…」 「そうだったね。」 そのまま押し倒し、足を持ち上げられると、蹴人はキツく目を閉じて顔を横に向けた。 露になった秘部の周りに舌を這わせる。 瞼を震わせた蹴人がゆっくりと目を開いた。 瞳が泳いでいる。 無理もない。 実際、俺も自分の行動に驚いているのだから… 「………ふふ、君は本当に、可愛らしいね…」 「…ふざけ…ッ…止め、ろ…」 じたばたと暴れても、足首を強く掴んでいるのだから簡単には逃げ出す事はできないだろう。 固く閉ざされた場所を舌先で拡げていく。 それを拒絶するかのように身体に力が込められるのを感じた。

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