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快楽と拷問2
黒田に監禁されている透は、心とは裏腹に熱くなる体に恐怖を感じていた。
どれだけもがいても拘束具は外れない。それどころか、暴れるほどに、逆に体温は高くなっていくようだ。
「……ッ!……は、ぁ……はぁ!」
汗ばんだ肌がしっとりと艶めき、綺麗に筋肉のついた痩身が淫らにくねった。
───ああっ! 熱い!! 嫌だ……こんなの……っ!
もがく透を横目に、黒田が何かを手にしてベッドに乗り上げてきた。
「……う……は、あ!……」
透は怯えた目で黒田を見上げた。
黒田は手にステンレススチール製の細い棒状のものを持っていた。
ローションを手に取り、濡らしていく。
何をするつもりなのかと、透の目に怯えが浮かぶ。
「中山先生、力を抜いてくださいね。大丈夫、初心者用にしましたから」
黒田は穏やかな声で言い、透のペニスに触れて数回しごいた。
それだけで透のぺニスは完全に勃上がってしまった。
「……ぁ、あ!」
───悔しい。こんな奴に……!!
黒田は手にした銀色の棒を、透のペニスの先端に当て、その細い先の部分を尿道に軽く押し付けた。
「……ッッ!!……お……ぅ、あ」
そのまま、ゆっくりと尿道に棒を挿入させていく。
透は恐怖に目を見開き、黒田の手元から目が離せなくなる。
信じられなかった。
そんな場所に、あんなモノを挿入されるなんて。
───いやだっ!! 怖い! 助けて、彰広ッッ!!
全身を硬直させ怯える透に対して、黒田は冷静に、いっそ淡々と透の尿道の奥深くまで挿入させていく。
「ひ……ぅふ……あ!……は、はっ!」
黒田の手からは逃げられない透は、ヒクヒクと痙攣するように震え続けた。
黒田は手を止めることなく、透の尿道にみっちりと埋めてしまった。
痛みはない。けれど、異様な異物感に吐き気がする。
透はおぞましい感覚に、必死に耐えるしかなかった。
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