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第17話
「俺の足にまたがれ」
「うん」
これまではいつもの流れだ。兄ちゃんのひざにまたがると、自ずとぼくのおちりは盛り上がる。するとつぎにちり穴の周りにローションを垂らされる。これがけっこう冷たくて、ぴゃっと飛び上がりそうになる。
そして兄ちゃんの指がちり穴に入ってくると、柔らかくなるまで掻きまわされる。途中で何度かローションを足され、滑りをよくして指も増えていく。三本つっ込まれても受け入れられるようになったけど、それでも苦しくて目じりから涙がこぼれる。
くちゅくちゅと恥ずかしい音がする。それがぼくのちり穴から立つものだと考えただけで顔から火を噴きそうだ。充分に解したちり穴はもう閉じることなく口を開いていて、兄ちゃんは満足したように「バギナの完成だ」とぼくにいう。
「バギナ? なにそれ」
「んー? これつっ込むところ」
魔法の呪文みたいな謎の単語の説明を求めると、適当な答えが返ってきた。それと同時に、ぼくのちり穴はあり得ないほどの衝撃を受ける───
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