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第21話
「ああっ、やっ、あっ……ん、ぅ」
こんなにも気持ちいいのは生まれて初めてで、それがチンコとおちりからだなんて怖すぎる。ぼくの身体どうなっちゃったの? おとなになるって怖いことなのかと、今更ながらに恐怖に襲われ涙が出てきた。
「泣くなよ。そんなにも気持ちいいのか?」
「うっ、うえっ……ちがっ、うっ……ああっ」
怖いから泣いているのに、兄ちゃんにはそれが伝わらない。だけど気持ちが良くても涙が出るなんて、ぼくはどうかしちゃったんだと目をぎゅっと閉じる。いっそう深くを春兎二号で突かれたときだ。
「ああっ、あああ──っ!」
おちりの奥深くがカァと熱くなって渦巻きそれが爆発すると、チンコが焼けるような感覚がして耐えられずに悲鳴をあげた。
「本日二回目の後ろイキな。けどチンコ握りしめてっから不発だろ?」
兄ちゃんが言うようにぎゅっと握られては出るものも出ず、まるで蛇口をつたうホースの水を指で止めるように今にも破裂しそうだ。それを分かっていて、あえて兄ちゃんは訊いてくる。つまりはこれがお仕置きか───
「やだやだやだあっ、兄ちゃんのひとでなし──っ!!」
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