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第22話

 6  すんででお預けを喰らわされて腹が立ち、兄ちゃんの足から飛び降りるとちり穴からリアルチンコを引き抜き投げつけてやろうとした。けど今までぼくのなかに入ってたやつだ、武士の情けでそれはやめておく。  ひとりで気持ち良くなる方法は覚えた、部屋に戻り満足のゆくまでチンこすりしれやれと兄ちゃんから遠ざかってみたもの、ぼくの腕を掴むと「まだ終わってねえ」と兄ちゃんが言い放つ。 「もうやだよ。だって兄ちゃんイジワルなんだもん、ぼく部屋に戻って──」 「自分でするってか? 一度覚えた快感だ、猿みてーにヤりまくりてえ気持ちは分かるが、それはまた今度に取っておけ。楽に玩具をくわえ込めるようになったんだ、つぎは兄ちゃんのをくわえたいとは思わねえ?」  いちいち言うことが下品な兄ちゃんは、「春兎二号より一号のが気持ちいいと思うぜ?」とアピールする。それには嫌だと即答しかけて──けど好奇心のほうが勝り「うん」とうなずきUターンした。 「じゃあベッドのうえで横になれよ」 「うん」  言われるままにベッドによじ登るとこてんと寝転ぶ。兄ちゃんの顔に一度は投げつけようと思った赤黒チンコは、ぼくの手からひったくると兄ちゃんは箱のなかに片付けてしまう。

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