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第34話

    馬鹿騒ぎも終わり、もうすぐ正月だ。YouTubeに動画もアップされ、モデル業も再開。ネットで騒がれてるけど、あえて見ない。  「正月、どうする?俺の実家行く?」  「そうだね、ずっと顔出してないし。」  「華は?行けそう?」  華はサークル活動を二箇所掛け持ちして、勉強もやって、バイトもしてるから忙しい。  「うん、顔だけ出す。正月もバイト入ってるから。」  両親も高齢になってきた。出来るだけ会いに行こう。歳をとらない化け物の息子だけど。  「もう、殆ど嫁って感じよね~。」  ブフォッ!食事中にいきなり華が言う。  「な、なんで嫁なんだよ。」  「家事して、ちょっと収入あってモデルやって。んで、夜は“受け”なんでしょ?もう嫁じゃん。」  何で夜の事知ってんの?ジロリと蓮を見る。  「?俺、何も言ってないぞ。」  「蓮が、“受け“な訳ないじゃん。キモいわ。」  あ~腐女子腐男子の会話ってエゲツないわ。どこまでネタにされてるのか怖くて聞けない。  モデルやって、YouTubeに上がった事で少し有名になった。1月の終わりには近くのモールでチャリティーコンサートに出る。数曲歌って、最後はヴァイオリンのAlexanderのFairytaleをやる。弾きたかった曲だ。時間は沢山あったから、かなり練習して華からもOKが出たし人前で弾けるだろう。洋楽も歌うから蓮から猛指導を受けて歌えるようになった。まあ、報酬はアレなんだけど。  正月。実家でのんびり。蓮にとっても実家的な場所だ。天涯孤独だった蓮に家族が出来た。父と酒を楽しそうに酌み交わす。両親共、俺と蓮の関係を受け入れてくれて感謝しきれない。  「アンタ、女みたいな外見してんのに女の子連れて来る方が違和感あるわ。」  あぁ、そうなんですか。母は強しか。  今日はモデル再開初日。淡い光の中で撮影。  「前より更に綺麗ですね。」  カメラマンも変化に気づいたみたいだ。てか毎回、肌の露出多くないか?今回は、何の広告か知らない。健太、頼むよ~、内容教えてくれ。  蓮は、カミーノとかに付き合ったせいで、年明け早々に出張。チャリティーコンサートには出れるように仕事を片付けている。撮影に1人で出るのは、日本に戻って初めてだ。スタジオを出るとすっかり夜になっていた。  (ヤバイな。少し怖い。)  足早に駐車場に急ぐ。  ツンッと鼻につく臭い。  奴らだ。忘れる訳がない。この臭いの中に1年居たんだ。緊張で、身体が固まる。  (落ち着け。大丈夫。戦える。)  ネックレスに触れ、強く華をイメージする。  (頼む、気づいて、華!)  フッと真横に華が現れた。  「ちゃんと呼べたじゃん。復帰おめでと。」  「気づいてくれてありがと。臭いが強い。1人や2人じゃないな。」  そうね、と頷く。2人とも目と耳を凝らし、奴等を探す。  「居たっ!真上!」  華が叫ぶ。華が一瞬で、奴等に斬りかかる。降りてきた奴を俺が、倒す。逃がさない。1人たりとも。  奴等の悲鳴が、アーケード街に響く。  何とか全員を倒して、ひと息つく。  「何よ、ガブリエル全然、情報くれ無いじゃない。なんなのアイツ。」  「そうだな。気まぐれとしか思え無いな。俺達、利用してる癖に。」  でも、今日で良かった。華が空いてた。1人じゃまだまだ無理だった。  帰宅して、毎日欠かさ無い蓮との電話でナイトウォーカーとの件を話した。  〔大丈夫だったの?怪我は?〕  「ん、大丈夫。華を呼んだから。でも1人じゃまだ身体が固まって対応出来なかった。」  〔どうしても、夜でなきゃいけなくなったら、スタジオの前からタクシーに乗れ。車は翌日、取りに行けば良い。分かった?〕  「うん、そうする。心配かけたね。」  〔華が居るから、安心はしてるけどね。用心して。〕  おやすみ、と言って電話を切る。情け無いな。1人じゃ何も出来ない。  「何、落ち込んでるのよ。ちゃんと私を呼ぶ判断が出来たって事は、自分で思ってるより余裕があるって事よ?自信もって。」  娘から励まされた。そうなのかな?  もう、独り寝も10日目だ。蓮の残り香がする枕に顔を埋める。スマホでゲームしたけど眠れない。久々に戦った所為か、身体が昂ぶっている。ドアちゃんと閉めたよな。うん、閉まってる。  確かこの辺に片付けてたな。ゴソゴソとサイドボードを漁る。あった。蓮が買った玩具。引っ張り出して傍に置く。 自分で胸を弄りながら、双丘の奥に指を這わす。濡らした指で蕾を解す。ビチャビチャ、クチュクチュと水音がたつ。  (んっ、蓮っ!)  枕に顔を寄せ、蓮の気配を読み取る。  柔らかくなった蕾に指を増やして中を掻き回す。  「・・・ンッ!ハァッ・・」  玩具をローションで濡らし、挿入する。ちょっと早かったかな。キツイ。  「クッ、うぅんっ!」  何とか全部入れて馴染むまで胸を弄る。  (ハァッ、こんなんじゃなくて蓮が欲しいっ)  ゆっくり動かす。ゴリゴリッと内壁を擦り上げる。最奥まで届くから気持ちよくなってきた。  「あぁんっ、ふぅっ!ん、良いっ」  出し入れする度に、ボール状の物がプチャプチャと蕾から抜けたり入ったり。もう、胸も触ら無い。片手で玩具を持ち、もう片方で蕾を開くように手を添える。必死に玩具をピストンさせる。  「んぁっ!良いっ!れ、蓮!良いっ!」  いやらしい音が部屋に響く。脚を淫らに大きく開き、玩具を突き立てる。前からトロリと白濁した汁が滴り落ちてきた。  「グッ、ううっ!んんっ、奥まで届いてるぅっ!」  本当は玩具なんかでイキたく無い。でも今日は仕方ない。グリッと奥に突き立て、掻き回すように捏ねる。  「ヒィッ!アアッ!」  内壁がヒクつき始めた。来そうだ。突き立てるペースを上げる。  「うぁっ!クゥッ!ヴヴッ!」  大きく開いた太腿と双丘が痙攣する。焦点が定まらなくなってきた。  「ハァッ、ハァッ!」  自分で自分に突き立てて、追い込む。更に早く出し入れする。  「あぁんっ、ンアッ!アアッ!」  腰が浮く。玩具を美味しそうに咥え込んでる。あぁ、気持ち良い。俺っていつからこんなに淫乱になったっけ?霞む頭で考える。手は止まらない。自分で早くしたピストンに喘ぐ。  「クゥッ!ヒィッ!」  身体が痙攣で激しく揺れる。前からは透明な汁がピュルッピュルッとピストンに合わせて吹いてる。タオル敷いてて良かった。ナカイキしてる自分にビクつきながら、なお突き立てる。  (うぁっ!んんっ、良いっ!)  何度目かのナカイキして、やっと満足した。玩具をゆっくり抜く。引っ張り出すんじゃなく、腹に力を入れて出す。  「ハァッ、ンッ!」  ボールが、一個ずつ蕾から、抜ける。玩具を出す事も楽しんでる俺ってやっぱ淫乱かも。全部出してひと息。この賢者タイムってなかなか居た堪れないよな。片付けもあるし。  グッタリと枕に顔を埋めるとスルッとスマホが落ちて来た。あ、ゲームしてたっけ。  〔いやぁ、寝る前に凄いのみれたわ。〕  えっ?スマホから声が聞こえてる?  〔いきなりテレビ通話になってさ、何かしてるなとは思ったけど。〕  テレビ通話・・・になってる。いつの間に?  手が震える。  「ぜ、全部、見てたの?」  〔うん、サイドボードでゴソゴソしてる所から今まで全部見たよ?部屋明るかったし、よく見えた♪〕  なんか死にたくなってきた。アナニー中継なんて、万死に値する。  〔お土産は、ディオルドとローターにするよ。お休み、凛♡〕  会いたく無いし、そんなお土産要らない。  メールが来た。蓮からだ。  『そんなに落ち込むなって。俺も仕事ばっかで、凛不足だったから嬉しかったよ?例え事故でも。とても綺麗だったよ。お土産はちゃんとスィーツ買ってくるから。ゆっくり休んで。』  そ、そうでしたか。まあ、元気になってくれたなら良いのかな?  サッサと片付けて俺も眠った。  華の朝は早い。早く登校して大学で勉強してサークルやバイトに励んでる。  1人で、遅めの朝食を食べていた。  「たっだいま~!」  蓮だ。マジか。何で今日帰ってくんの?昨夜の件が頭から離れない。  「は、早いお帰りで。朝一の飛行機?」  「当たり前じゃん。あんなの見せられて、この俺が我慢出来ると思う?」  「・・・出来ないと思う。」  正解!っとビシッと親指を立てる。自分で蒔いた種だけど、なんか夜が怖いです。お土産多いし。袋、ドンキじゃんか。完璧アダルトグッズだろ、それ。  「昨夜のちゃんと録画してるから。」  やーめーてー。消してくれ、頼むから。蓮の携帯を取ろうともがく。  「消す代わりに何でもする?」  「・・・・。」  その何でもが、重要じゃんか。即答出来ず、暫く蓮の携帯には、人生最低の動画が残る羽目になった。  「そうだ、歌う曲決めた?」  「うん、大体ね。華が音響やるから、早目に教えてあげないと。」  「ケンも来るらしいぞ。ここのリビングに寝かせるか。」  「ケンも来んの?」  「歌ってる所、撮りたいって言ってた。ほら、口パクのヤツ、かなり視聴回数伸びてるからな。アップしたいみたい。」  俺は自分の見ないから、知らなかった。  「緊張するなぁ。ただでさえ、ステージ上がるのも大変なのに。」  「楽しみゃ良いんだよ。ほら、スペインのバルみたいに。」  あぁ、バルか。呑んで歌ってダンスして。楽しかったな。  「姫!歌う曲のリストまだ?」  「姫は、止めろ。分かった?」  だって、似合ってる。っじゃない!外でも言っちゃうだろ!お父さんと呼べとは言わないから、せめてパパと呼んでくれ。  「はい、リスト。」  「ふむ。オースティン・マホーンのソー・グッドにMmm Yeah、ジャスティン・ビーバーのSorry とデスパレードのジャステンバージョン。AlexanderのFairytaleとEurope ‘s Skiesか。健太もコーラスに入るから良いんじゃない?6曲ね。アンコールあったら、どうする?」  「あるの?考えてないよ。」  「あ、あれ。ディーン・フジオカのHistory Makerなら、歌えるだろ?」  「デュエットなら、何とか。」  「じゃ決まり。Fairytaleは、オーケストラバージョン?」  「うん、そうだな。凛も弾くから。」  OK~とリストを持って、部屋にあるパソコンに向かう。映研で音響やってるからなんかプロ仕様になってる。蓮と確認しながら、データを取ってる。親子みたいだ。兄妹か。蓮は大事な娘だと言ってくれたけど、歳近いから兄妹だな。  夕食が、済んでお土産披露。華にはなんとジュエリー。  「ふらっと、ティファニーの前通ったらさ、似合いそうなのあったから。華は、顔立がしっかりしてるからジュエリーに負けないね。」  「有り難う!綺麗!」  「凛に雰囲気似てるから、間違いないと思った。」  「高かったんじゃ無い?誕生日でも無いのに。」  「パパはケチケチマンだな~華。」  「そう、私のプレゼントはいつも現金よ?」  わぁ~、夢もへったくれもねーな。と蓮。五月蝿い。ウチの家庭は昔からだ。  さて、自室にて。  「残りのお土産。」  「おおっ、コレ有名パティシエの店じゃん!食べてみたかったヤツだ!」  どうだ!とばかりに胸張ってる。いや、嬉しいよ、ちゃんと調べて買ってきてくれるのは。・・・その後ろにあるドンキの袋が気になって仕方がない。  「こっちもね♪」  ドンキの袋をベッドにぶちまけた。はい、予想通り、アダルトグッズでした。  「いやぁ、飛行機の時間ギリギリまで買いに走って大変だったよ。」  いや、そんなにしてまで買わなくて良い。それにドンキ近所にある。  蛍光ピンクのディオルドに、ピンクローター、後なんだ、えーと書いてある。エネマグラ?よく分からない。兎に角、買いすぎ。  「一度に使ったらつまらないから、一個ずつね。」  「・・・誰も使うって言って無い。」  「1人で使うのも2人で使うのも変わらないだろ?」  「・・・・やだ。」  「ヤダって、昨日1人で使ってたじゃん。嫌だという理由になりません。」  クソゥ。弱味を握られてしまった。  「まあ、いいや。今日は流石に疲れたし、寝るわ。凛もそれがいいんでしょ?」  「うん、大人しく寝ます。」  「いいよな、1人だけスッキリして。」  ブツブツ言ってるけど無視。  今朝も早く華は登校。蓮は休みらしい。  「ね、コレ入れてみて?」  はい?何を何処に入れるんだよ。  「ほれ、コレコレ。」  ドンキの袋から、黒い物体。  「まだ朝の8時じゃっ!入れるかこの馬鹿!」  馬鹿って酷くね~。とのたまう蓮。本当、仕事以外は馬鹿だコイツ。  いつもなら引くのに、今回は引かなかった。俺をヒョイッと担いで寝室へ。  「ヤダッ!止めろ!降ろせっ!」  暴れるけど腕力では敵わない。ベッドに降ろされ、ついでにズボンも下着ごと下された。  「ヤダって言ってんのに!」  あんまり強引過ぎて涙目になってきた。  「リラックスして、大丈夫だから。」  何が大丈夫だ!こんな朝っぱらから!黒いヤツを口で舐めて濡らしてる。入れる気満々じゃないか。腰を抱えられ、お尻だけ出てる。情け無い格好。泣きたくなってきた。  「入れるよ、力抜いてね。」  なんかもうどうでもいい。蓮にとって俺の存在って何なんだろ?  クイッと双丘を割り込み、蕾に当てる。慣らしてないから緊張が走る。  「んっ、キツッ!」  「大丈夫?小さいし、痛みは無いと思うけど。」  「なぁ、何の為にこんな事するの?俺ってSEXだけの相手なの?」  「馬鹿な事言うなよ。セフレの為にこんなに働かないし、信じて家で凛の帰りを待つ訳ないだろ?」  「じゃ、何で嫌って言ってんのにするの?」  「・・・凛の身体が、もっと受け入れる事に素直になって欲しいし、感じて欲しいから。」  いつものだって、充分満足してるのに。  「気持ち悪い?」  聞くくらいなら、入れるな。  「何か違和感が少しある位。・・・小さいし、特に何も感じない。」  「そうか。じゃ、とりあえず暫く入れたままにしてて?」  はぁ、今日は1日中蓮が居るから、コッソリ抜く訳にもいかず。セフレじゃないって言ってくれたし、仕方ないか。ズボンを上げて、立ち上がる。  「ふぁっ!」  小さいから特に感じなかったのに、姿勢が変わったら、ダイレクトに前立腺に当たる。  「こ、これ、何?」  「エネマグラって言うヤツ。感じ易い人はかなり感じる見たいだよ?」  「一日中、入れとくの?」  「そだね。我慢出来るまで。」  ニッコリ笑う。こっちはそれどころじゃない。小さいのに、かなり腰に来る。  「ほら、歩かないとリビング行けないよ?ずっとそこに立っとく?」  そろそろと歩く。歩く度にゴリッゴリッと刺激がくる。  「一日中なんて、無理だよっ。家事も有るのに。」  「入れたままだから、良いんじゃん。後でスーパーにも行くからね。」  ・・・変態め。  一点集中で良い所だけ、グリグリと動く度に刺激されてずっと半勃ち。洗濯やら掃除機やら扱う度に、ビクッと身体が反応してしまう。これじゃ、下着汚すな、と思いコンドームをつける。虚しい。部屋をビク付きながら歩き廻る俺をニヤニヤしながら見てる。悪趣味め。家事を終わらせてリビングに戻る。入れられてるのにも多少慣れてそんなに感じなくなった。違和感も薄い。無意識にドサッとソファーに座った。  「ヒヤァっ!」  慌てて口を押さえる。身体が震える。  「どう?気持ちいい?」  「んんっ、気持ちいいとか、そんなレベルじゃないっ!」  両脚を閉じてつま先で床に付いてる。顎は上がり、バックに意識がいく。  「ハァッ、ハァッ、これもう抜いてっ!」  「まぁだ、ダメ。ほら、腰揺らして見て?」  蓮が腰を後ろから押して、動かす。  「ンアッ!クゥッ、フゥッ!」  両手で股間を押さえて快感に堪える。  「眼がトロンッてして来たよ。気持ち良いんでしょ?」  前屈みになり、手で息子を押さえ、自分で前後や横に腰を揺らす。  「ほら、素直に言って?」  「・・・んっ、気持ち良いっ。」  蓮が俺の髪をなぞり、顔に触れる。  やっと薄く目を開いて蓮を見る。俺が感じてて凄く満足そうだ。蓮の眼を見つめながら腰を揺らして吐息を漏らす。  「はぁ、小さいのにこんなに気持ち良くなるなんて思わなかったよ・・・」  顔を近づけ、舌で蓮の唇をなぞる。腰からくる快感にウットリする。蓮のモノに触れるともうMAXに勃ってる。  ソファーから降りて床に座る。床に双丘を押し付けて、入ってるモノを動かす。  蓮のチャックを下ろし、昂りを咥える。腰を揺らし、片手でギュウッと自分のナニを握りしめて、口と手で奉仕する。キャンディバーを舐めるように味わいながら腰を揺らす。  「エネマグラ、気に入ってくれた?」  コクンと頷く。快感に素直になると凄い気分が楽になる。顔を上下して蓮を追い立てる。  「あぁ、俺も気持ちいいよ、凛。」  俺の頭を掴み、上下させる。喉の奥まで蓮が届く。なんか口の中も感じてる。全くえづく事なく、咥え込んでる。強くバキュームする。  「あっ!凛、そんなにしたら出ちゃうよ!」  舌で、先端を舐め回す。ヒクヒクとしてる穴に舌を差し込む。  「んっ、凛、出るっ!口に出していい?」  返事の代わりに強く吸い上げる。  パンッと弾ける様に口内に射精した。ドロッとして、飲みにくかったけど全部、尿道に残ってる分まで吸い上げて飲んだ。  「凛、大好きだよ、愛してる!」  強く抱きしめられた。  「んっ、蓮、次はどうするの?」  腰を揺らしながら聞く。前を押さえないと達してしまいそうだ。  「スーパー開いたから行ってみる?」  「ふぅ、うん、良いよ。行ってみる。」  もう、頭は快感しか追ってない。恍惚とした顔で外出。  「キャップ被って。顔、エロ過ぎ。」  「蓮の所為だろ?こんなの入れるから。」  自分で蕾を上から押さえて言う。蓮が手を添えてゴリゴリッと蕾を押す。  「ンアッ!フゥッ、だ、駄目だよぉっ!歩けなくなるっ。」  「声、我慢してね。」  エレベーターを降りたら何ともない演技しなくちゃいけない。でも、多分無理。  店内に入っても時々立ち止まり、快感に身体を震わせる。見られてる気がして、益々興奮してしまう。  買い物を済ませて帰る。帰り道はもうフラフラだ。ゴム付けてて良かった。もう何回か出してる。何とか背筋を伸ばして普通に歩いてるつもりだけど  「凛、腰引いちゃってる。そんなに良いの?」  カクカクと頷くしか出来ない。まだ外なのに、オーガズムが来そう。ヤバイ。荷物を蓮に渡して口を両手で押さえる。丁度、座れるスペースがあった。そこに腰を下ろす。それだけでも強い快感が走る。涙が溢れて来た。ダメだ、家まで保たない。蓮の服を握りしめ、片手は口を押さえ、限界を伝える。  「凛、ナカイキしそう?家まで我慢出来ない?」  「・・・む、無理。もうイクッ!」  まだ午前中でしかも外。タイミング悪く目の前を保育園児達が散歩してきた。  「どうされました?大丈夫ですか?」  保育士さんから声を掛けられた。返事出来ない。何とか声を上げず、脚の震えもやっと我慢してる状態。  「大丈夫です。家もすぐソコなんで。すいません。」  心配そうに立ち去っていった。  「凛、我慢出来ない?」  しゃがみ込んだ蓮に抱きつき、  「・・・イ、イクッ」  細い声で、伝えるとガクガクと激しく痙攣した。  「クゥッ!ヒィッ!」  青空の下でナカイキしてしまった。暫く休んでまた歩く。勿論、外で抜けないから、家に着くまでナカイキしっぱなし。フラフラになって、玄関先に座り込む。足に力が入らない。  「・・・蓮、立てない。」  蓮が軽く抱き上げて、寝室へ連れて行く。  「ちょっと刺激強過ぎたかなぁ?」  「・・・・ちょっとじゃないよ。もう。」  ペシッと頭を叩く。まだ入ったままだから、少し動いただけでイってしまう。ベッドに辿り着くまでも、激しい痙攣が身体を走った。ゆっくりベッドに下ろして、入ってるモノを抜く。  「んっ!ハァッ。」  こんなに小さいのに蓮とSEXした後みたいになった。あんまりトロンとして、眼もウットリとしてるものだから、  「これは、最後の手段だな。エネマグラ凄過ぎ。」  蓮がソレを洗いに行った。ノロノロと起きてゴムを外す。うわぁ、ドロドロ。ウエットティッシュで、拭く。この賢者タイム、ほんとキツイわ。下着もなんか気持ち悪いから着替えて、ベッドに潜り込む。まだ昼前だよな、夕飯まで寝れるか、と思ってるうちに寝てしまった。  夕方、華が帰宅してグッタリと寝てる俺を見て、蓮に回し蹴りを入れた。その呻き声で目が覚めた。バーカ。 華が珍しく俺達の寝室まで来て、頭を叩かれた。  「昼間っから何してんの?自分のケツ位、自分で守れ!」  はい、御免なさい。自重します。  

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