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噛み痕
【麗彪 side】
朝飯を食った後、俺の部屋で、美月 による厳しい尋問とボディチェックを受けている。
「この手のケガは?」
「・・・机にぶつけました」
「お腹のほうたい、なんで?」
「・・・階段で転びました」
「ほっぺた、どおしたの?」
「・・・これも、階段で」
「口の横、切れてるのも?」
「・・・はい」
右手の甲は殴ったから、腹は刃物が何箇所かかすったから、顔は殴られたから・・・なんて言える訳ない。
会社で忙しくて慌てて、階段から落ちたって事にしておく。
「ほかには?」
「ありません」
帰ってくる前ちゃんとカンナに治療してもらって、大丈夫だと説明したが、美月は俺の右手の甲をじっと見て泣きそうな顔のままだ。
失敗した。
憂さ晴らしとは言え、素手で殴るんじゃなかった。
こんなに心配させるなんて・・・。
「麗彪さんはケガしてるので、ぼくを抱っこするのはだめです」
「えっ?」
「ちゃんと、全部なおるまで、あんせーにして!」
嘘だろ・・・治るまで美月禁止・・・いや無理だろ息すんなって言ってんのと同じだぞ・・・確実に悪化する
・・・。
「・・・美月先生、それなら美月を処方してもらえませんか。美月飲めばすぐ治るんで」
「ふぇ?ぼく飲み物じゃ・・・んぅ・・・っ」
処方箋を待たず、美月の唇に喰らい付いた。
引き寄せて、胡座 の上に座らせ、細い腰に腕を回して閉じ込める。
「ん、ふ・・・っ、んぁ・・・っ」
あー、美味い。
このまま全部喰ッチマオウ。
「ん、ねぇ、ここ、痛い?」
押し倒され服を剥かれてんのに、俺の唇の端の傷を気にする美月。
潤んだ目で、その傷に、小さな舌を這わせた。
てちてちと、俺の傷を舐める。
なんでそんな優しくて純粋で可愛いんだよ。
俺が今、お前にナニシようとしてるか、わかってるだろ。
やめてやれねぇから、もう優シクスンナ。
「お前にも、付けてやる、キズ・・・」
「ぇ、・・・いっ!?」
美月の綺麗な鎖骨に、血が滲む程噛み付いて、舐めてからキツく吸う。
こんな酷い痕 を付けたのは初めてだった。
美月が泣いてる・・・痛いよな・・・ああ、でも、こんなに似合うなんて思わなかった。
「美月、嫌だったら大声出せ、助けが来るから」
「・・・いぅ・・・っ、・・・ひぃっ・・・ん」
鎖骨の次は胸、脇腹、内腿・・・。
我慢すんな、大声出せ、すぐ誰か助けに来るから。
「みつき、叫べよ」
こんな酷い事されて、なんで逃げない?
なんで泣き叫ばない?
「ぃ、いのぉ・・・っ、ょしとら、さ・・・かんで、いぃ・・・っ」
泣きながら獣 に噛まれ続け、それを赦 す天使。
痛みに耐えながら、俺に手を伸ばす。
・・・だめだ、これ以上、美月を傷付けたらだめだ。
「ごめん美月、痛くしてごめん、もうしない」
「ぃーよ麗彪さん、けが、痛かったよね。・・・ねえ、ここ・・・ぼくで、なおして?」
痛いくらい膨れ上がった俺の欲望に触れる美月。
そんな誘い方、どこで習ったんだ・・・。
「はは、美月せんせぇ、お願シマス」
やわらかな肌に縋り付いて、今度は牙を立たずにしゃぶり付く。
舌と指で柔らかくしてから、ゆっくりじっくり、美月に治療してもらった。
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あ~、ありがとうございます。 一気に何話も読めて最高です 可愛い美月先生に萌え萌えです