133 / 300

次の方、どおぞ

麗彪(よしとら)side】 今日はクリスマスイブ。 美月(みつき)と2人で過ごすため、昨日までに表も裏も仕事を詰めて片付けてきた。 だが昨日、ちょっとした荒事があり、軽い怪我をしてしまった。 素手で殴るのはやめたので拳に傷はないが、頬と肩に擦過傷・・・正確には擦過射創が。 カンナに治療してもらい、頬には絆創膏、肩には包帯が巻いてある。 それもあって朝帰り・・・。 美月に何て言い訳しよう・・・。 「ただいま、美月・・・ん?」 玄関への迎えがない。 なんかあったのか? 朝帰りで怒ったのか? 「あ、患者さんが来ましたね〜。それじゃ、俺たちは出ますんで、ごゆっくり〜」 「麗彪さん、カメラはオフにしましたけど、くれぐれもお嬢に無理させないでくださいね。では、お大事に」 駿河(するが)新名(にいな)が俺に声をかけて出て行った。 患者さん・・・? 「次の方、どおぞ」 ドアの開いた寝室から、美月の声がする。 次の方? 「・・・美月?」 「おはよおございます。(さかき)麗彪さんですね。今日はどおしました?」 「・・・ナース・・・まじか・・・」 ピンクの際どいナース服を着て、ナースキャップを被った美月が、俺を迎えてくれた。 白いニーハイ・・・可愛い・・・エロ過ぎる・・・。 「えー・・・と、ちょっと怪我を・・・」 「ケガ!?どこ?見せてっ!」 役を忘れて狼狽える美月。 ああ、やっぱり心配させちまった。 こんなの大した事ないんだが・・・。 「あっ、ほっぺた絆創膏してる・・・あとは?」 「肩も少し・・・もう包帯してもらった」 「どおしてケガしちゃったの?」 「それは・・・(たま)が・・・いや、たまたま木にぶつかって、枝がかすって・・・」 美月に手を引かれベッドに座らされる。 離れようとする華奢な身体を抱き寄せて、膝の上に向かい合わせで座らせた。 「だめ、ケガしてるから安静にしなきゃ・・・」 「薬が欲しいんですけど」 「お薬・・・?えっと、痛いのなくすお薬・・・カンナさんが救急箱に入れて・・・」 「違う、これ」 「んぅっ?」 美月の口に舌を捩じ込む。 逃げる小さな舌を追って、絡めて、吸って・・・。 「・・・んっん・・・んふ・・・んぁ・・・っ」 「こんな甘い薬ならいくらでもイけるな」 「よしとぁさ・・・らめ・・・んちゅ・・・んむっ」 俺の怪我を心配して、せっかくのナースごっこをやめてもらっては困る。 キスしながらベッドへ押し倒し、右膝裏を掴んで片脚を上げさせた。 「あっ」 「へえ、ナースのパンツは白かぁ」 「もおっ、麗彪さんのへんたいっ」 そんなエロい格好で言われても、効かないですよナースさん。 「なあ美月」 「な、なに・・・?」 「噛ませて、くれるよな?」 思わず舌舐めずりすると、可愛い美月が恥ずかしそうに言った。 「いっぱい、噛んで・・・いいですよ」

ともだちにシェアしよう!