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第7話
「・・・俺・・・此奴の事・・・気に入っちゃったよ」
俯いていた藤本というやつが俺の事を後ろから抱き寄せながら神原たちに話を続けた
もうこの脳内ぶっ飛んでるやつの行動に呆れため息がこぼれていた
「3つ目の悪いことはね~其処にいる~怯えているウサギさんに手を出してしまったことなんだよ~散々言ってたじゃん?此奴には手を出しちゃダメだって・・・菊三郎の大事なもんだから後が、もうないぞって」
「こ、此奴が俺らにガンをつけるからだろ!?」
ウサギさんとやらが眼鏡の方を向いて大きく首を振った
「嗚呼、わかっているよかわいい君がそんな事をしないことなんて」
おいおい、この二人の周りだけピンクのオーラで包み込まれてるぞ
なぜだ・・・
「少し待っていてくれるかい?菘、君の可愛い頬に傷をつけた、大バカ者はどいつかな?」
「っ・・・先輩もう大丈夫ですよ・・・僕もう痛くないですし・・・ね?」
「駄目だよ。ここで呼吸していることさえ、鬱陶しいのにそろそろ、目に入れるのも汚らわしくなってしまったし・・・それに誰のものかわかっているはずなのにこうして手を出してしまったおバカなのだから、排除をしなければいけないでしょ?」
眼鏡がウサギの頭をなでながらそう言った
・・・表情は優しいはずなのに・・・オーラがものすごく怖い
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