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第101話
ビクッと奏真の腰が跳ねる。
ちらっと様子を伺うと、手の甲で口元を押さえて涙目になりながらジッとこちらを見つめる奏真と目が合った。
「…は…ッ、」
下着越しに先端を撫でると、熱い吐息と堪えきれなかった喘ぎ。奏真のものは硬度を増して下着を押し上げている。
感じてくれているのがわかって嬉しくなり、秀一は下着に手をかけた。
下着という窮屈な檻を取り払われたそこはふるりと天を仰ぎながら震えている。
こんなところまで綺麗で可愛い。いや可愛いはダメか。まるで奏真くんがお粗末みたいじゃないか。でも綺麗で可愛い。
すっかりそこに見入っていた秀一の頭を現実に引き戻したのは、他でもない奏真だった。
「………見過ぎ。」
ほんのり頬を染めて視線を逸らしながらいう奏真が、もう可愛くて可愛くて。
ニヘラと曖昧な笑みを浮かべながらごめんと謝った秀一に若干の非難の視線を浴びせた奏真は体を起こすと、秀一の下着に手をかけするりと脱がせた。
既にそこは準備万端のそこをジーっと見つめられ、今度は秀一の方がいたたまれない。
「そ、奏真くん…」
「秀一、意外とデカいのな…」
「えっ!そ、そうかな?」
「これ、…いやなんでもない。」
ふるふると頭を振った奏真が何を思ったのか少しも検討がつかなかったが、デカいと言われて嫌な気がするはずもなく。ますますそこを大きくした秀一は、奏真のものと自分のものを一緒に手の中に閉じ込めた。
「ッ…!」
「ん…、奏真くん…」
重なった部分が、擦れる部分が熱い。先端をすり合わせると全身に電気が走る。息を詰め秀一の肩に頭を預けて快楽をやり過ごしている奏真も、びくびくと身体を跳ねあげとぷりと蜜をこぼした。ぬち、といやらしい音を立て始めたそこを再びすり合わせると、奏真も手を重ねて一緒に触れてくれる。
奏真が触れていると思うだけで、秀一のそこがますます元気になった。
「は、…っ、んッ…」
「奏真くん…ッ!」
「んッ…く、ふ…」
「そうまくん、んッ、平気?」
「ん、ァッ…ん、も…ッ!」
「ん、おれも…!」
「ッ!!」
空いている片手でぎゅううと強くシーツを掴んで耐えていた奏真の先端を親指でグリッと刺激してやると、びくんと一際大きく身体を跳ねあげ、二人はほぼほぼ同時に白濁を散らした。
くた、ともたれてきた身体をギュッと抱きしめると、一層愛おしく感じた。
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