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第2話
医者になろうと思ったのは、よくある話で両親ともに医療関係にあるからだ
父は外科部長 母は婦人科部長 母はこの病院の姉妹病みたいなもで
別の場所で勤務している。俺は父と同じ病棟で働いている。
よくコネだのなんだの言われることも少なくない話で、出来がよろしいのを
妬んでいる人も、ちょこちょこいる。
だからと言って、言い返すわけもなく特に気にしていない。
「ラーメンだけは却下する」
「えー明けはラーメンだろ」
俊一郎はその点気を使ってこないし、使うこともなく一緒にいてとても楽だ
だからずっと一緒にいるんだと思う
「毎回毎回、ラーメン、ラーメン。何かあればラーメンとばかりさすがに飽きるという言葉をお前の頭に叩き込みたいくらいだよ」
「しかたない、ラーメンは正義なんだから。ほら着替えていくぞ、博多ラーメン」
ため息を一つ溢せば火を消して立ち上がり、更衣室に向かう
その時病棟用の携帯がなった
どうやら新しいドクターが他の病院から今日来ることになっているらい
父さんそういう大事なことは、ちゃんと言ってくれよ…
少し抜けているところがあるのは、もう慣れてはきているんだけどね
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