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10 . * 理性
*
今までヘラヘラとした雰囲気だったのに、いきなり得体の知れない恐怖に包まれた。
「んっ…やめ、ろ。」
と思ったのも束の間で、素早い動きで服の裾に手が掛かったと思うといきなり捲られ胸から下が顕になり、腹部から段々と上がってきた手が胸に辿り着くとクルリと両胸を撫で始めた。
「思った通りのいい反応。」
「お前…ふざけっ、んな」
俺の言葉なんかはいはい。って流して、ずっと胸の突起だけをずっと弄んでくる。
クルクルと撫で回していたかと思うと、先っぽを指の腹で押し潰される。
こいつの愛撫に流されてなんかたまるかと思う自分と、もっと…と欲が出てくる自分とがいて嫌気が差す。
「もうそろそろ、イチも欲しくなってきただろ?愛撫だけなんかじゃ足りないよな。こんなに期待してココを膨らませて。触ってほしいだろ?」
「だ…ぁ、れがお前な…っんか。」
ズボンの上から不可抗力でも膨らんでしまったモノを撫でられれば、男なら感じしまう。
触ってほしい。
もうイキたい。
何でも良いから、イカせて欲しい。
____俺の理性は段々と、消えていった。
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