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15. * 露わにされる心 4

* 「もう、二本入った。球は一個も出ていない割に数分で二本も指を咥え込んで。イチは出すのは下手くそなのに、咥え込むのは上手だな。腹に力を入れさえすれば、お前も楽になるのになぁ。あぁ、そうか。出したくないからこのままにしているのか?それならそうと早く言ってもらわないとな。出さない方がイチの好みか。そうかそうか、じゃあココも出さなくていいよな?」 そう言ってダッシュボードから取り出したのは、細い棒みたいな物で。 「い、や。やだ出したい、やぁああっ」 ココと言って触ってきたのは俺のモノで。 触れてきた場所と取り出した細い棒とで考えついた俺の答えは信じたくない恐ろしい事で。 嫌だと暴れ出したいのに縛られて尻を上げたまま両足に乗られている状態では体を揺らしているだけの状態にしか見えなかった。 「よし、これで良い。ほら、可愛いよイチ。尻にアナルビーズと俺の指を二本も咥え込んで、モノには蓋をされて。本当に飼われている犬みたいで可愛いよ。これで首輪と耳と尻尾があれば完璧なんだけどなぁ…今度用意しとくよ。俺に身体を管理されているのは感じはどう?いい子にしてたら、こんな事にならなかったのに可哀想なワンコ。」 「やだっ、抜いて・・っんんん・・・出したい」 フツフツと何度も湧き上がってくる絶頂が唯一の出口に蓋をされて何度も何度も気持ちの悪い煮え切らなさを感じで目尻が熱くなってくる。 何でもいいから。 出したい。 もうそれしか頭の中になくて、縋る思いで御堂院を見た時に驚いたような嬉しいような複雑な顔をしていた。

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