56 / 117

ふたりきりのクリスマスナイト☆⑭

 やっぱりセンスのいい人が選ぶものって、何を選んでもカッコイイとしか言えないなと思いながら、口元を綻ばせて袋の中に手を無造作に突っ込み、残りのプレゼントを触ってみた。 (おっ? モフモフしたものと、ツルツルしたものがあるな。もう一つは、ビニール袋に入っている感じだ)  眉根を寄せながら不審がる俺の様子に、穂高さんの顔色がどんどん変わっていく。さっき声を震わせていたことといい、何だか挙動不審すぎる。  とりあえず一番かさばっている、モフモフした物を引きずり出してみた。 「…………」 「…………」 「穂高さん、冗談にもほどがありますよ」  まさかのツーピースになっている、サンタのミニスカ衣装だった。見るからにアリスの衣装よりも、15センチくらいスカート丈が短い! 「絶対にそれ、千秋に似合うと思ったんだ。今夜だけでいいから、俺のサンタになってほしいな」  呆れながらスカートを手にする俺を、どこか恥ずかしそうな顔して見つめてくる穂高さんに、何と反論すればいいのやら。 「あのですね、女装をするにあたり、その……。アレコレ下処理をしなきゃならないんです。すね毛のある足で、こんな短いスカートを履けないでしょ?」 「……確かに。そういえばハロウィンのときの千秋は、腕と足がすべすべしていたっけ。しかもほのかに、いい匂いをさせていたような」

ともだちにシェアしよう!