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ふたりきりのクリスマスナイト☆⑳

 そんな、いつ暴走してもおかしくない俺を見下しながら、余裕な感じでニッコリと微笑みかけてきた千秋。 「ほらかさんも、サンタクロースになってみてくらさい」  帽子をすぽっと脱いで、強引に俺の頭に被せてきた。 「やっぱり! ほらかさんは赤い色が似合うから、すっごく素敵れしゅね」 「ち、千秋のその格好も、色っぽくて素敵だよ」  酔っぱらった千秋に負けないように大きな声で告げてやると、胡坐をかいた俺の身体に、大胆にもいきなり跨ってきた。  一気に近くなった千秋の身体から漂ってくるフローラルの香りに、クラクラと酔いしれそうになる。  俺を喜ばせようと、この短時間で女装を頑張ってくれたんだな。  綺麗に処理されている二の腕や両足を、しげしげと眺めてみる。本当のところは撫で擦りたいのだが、さっきのように怒られそうなので我慢した。 「そんないやらしい目で見つめるなんて、本当にHなサンタさんれすね。俺の下着姿が、そんなに気に入りましたか?」 「ん……想像以上だ。堪らなく欲しくなってしまう」 「こんな格好をさせて、俺に女になってほしいんれしゅか?」  これこれと見せつけるように、キャミソールの裾を持ち上げ、何とか収まっている前の部分を、わざわざ見せつけてきた。

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