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ふたりきりのクリスマスナイト☆㉑

 細い腰骨の上で揺らめくフリフリのレースが、更に千秋を色っぽく見せている様子に、後ろがどうなっているのか、ものすごく知りたくなってしまい――思いきって左腕をゆっくりお尻近辺に伸ばし、ちょっとだけ触ってみた。 「んもぅ! お触り厳禁れすって」  容赦なくバシッと叩き落として、うんと怖い顔して睨んでくる。なのに俺自身を刺激するように、腰を微妙に動かすのはどうしてなんだ?  その格好でそんなことをするなんて、本当辛すぎる……。 「ほだかさんっ俺はね、恥を忍んでこの格好をしてるんれしゅ。すっごくすっごーく、恥ずかしいんれしゅからね」 「仕方なく着たのは分かってるつもりだ。だけど女になってほしいとか、そういうのじゃないんだよ。ただ、千秋の女装があまりにもツボった結果、女性物の下着を身に着けたところも見たいなっていう願望が、つい出てしまって……」 「へえぇ。思った以上にツボったから俺の女装姿を想像して、ついひとりHをしちゃったんれすか」  じと目をしながら痛いことを告げた千秋に、どうにも顔向けし辛くて、顔を背けるしかない。 「耳まで真っ赤にして、ほらかさん可愛いれす」  千秋の口撃に眉根を寄せたら、頬に落とされる優しいキス。そしてぎゅっと抱きついてきた。 「今の俺の姿を思い出して、またひとりでシちゃうんでしょ?」  ねぇねぇどうなんれすか? と言いながら俺を追い込むように、ぐいぐいと下半身を動かす。 「あっあぁっ、もっ、千秋っ…それ以上擦りつけないでくれ。ヤバいって」 「何がヤバいんれすか。昼間散々、これで弄んらくせに。何もしていないのに俺のこの格好らけで、ここをこんなに硬くするとか、お仕置きものれすよ!」  立場がいつもと逆転していて、嬉しいやら悲しいやら。でも下半身の事情があるので、このままでいるわけにはいかない。

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