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ふたりきりのクリスマスナイト㉖
「初めてほらかさんに咬まれた、肩口の痛みよりもきっと平気らよ。むしろその強引さに、愛おしさが募っていくからいいの」
ふわりと柔らかく微笑んだ顔を見ながら、奥を目指すべく腰を使って分け挿る。
「ぁっ…ほらかさんっ…入ってる…っ…あっ…もっと……もっと…っ…」
「ん、もう少し、力を抜いてくれ」
「うっ……っ…んっ…んんっ…気持ちい…っ…あぁっ」
喘いだ千秋が腰を押しつけたお陰で、根元まで挿入できたが――包み込まれる熱や時折ヒクつく振動で、すぐには動けそうにない。
「んッ……ほらかさんのぴくぴくしてる。伝わってくるよ」
「千秋に、どうしようもなく感じさせらている。参った……」
「昼間もいっぱいシたのに、俺の中で感じてるの?」
「君がこんな格好して、腰を振って誘ってくれたからね。挿れる前から感じていたよ」
千秋の両肩に手を置き、身体が動かないように固定してから突き上げるように動かしはじめた。
「んんっ! なか…っ…こすれ…っ…ぁあっ」
「熱くて蕩けそうな君の熱、くぅっ……分けてもら、うよ」
「あっ…ほらか…さんっ…んんっ…気持ちい…いっ…あぁっ…好き…っ…いっしょに…っ…っ…はっ……あぁ…ふあぁっ…」
「ああ。一緒に、イ……こう」
自身を握りしめている千秋の手に自分の手を重ねて、もっと感じるように扱きあげてやる。
「あぁっ…いいッ…っ…ぁ……んぁっ」
その動きに呼応するように腰を動かしてきたので、俺自身にも熱が一気に溜まっていく。
「ヤバっ、千秋……くっ、も、俺……もたな、いっ」
「あっ…あっ…イく…っ、あぁっ…!」
お互い腰を逸らして何度か痙攣し、同じタイミングでイってしまった。
「ゴメンなさ……キャミソール、汚しちゃった」
「いいよ。脱がしてあげる」
もう片方の蝶々結びを解き、頭に移動させてさっさと脱がす。
「千秋、下着も脱がそうか?」
「はあん…ダメ、ほらかさんの抜かな…ぃで」
「えっ?」
言いながら自分の膝を両腕で抱え込み、俺自身をきゅっと締めあげてきた。
「お仕置きとして俺がいいと言うまでほらかさんには、出なくなるまで頑張ってもらいます!」
出なくなるまで頑張ってもらうって、それって――?
「いっぱい感じさせてね、ほらかさん♪」
かくてこのことがきっかけとなり、千秋にお酒を吞ませるのを控えさせるようにしたんだ。
際限なく酔うと絶倫になるなんて思いもよらず結局、朝方近くまで根こそぎ搾り取られてしまった。とほほ……。
おしまい
次の日の朝、千秋目線につづく!
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