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クリスマス☆ナイト次の日
***
明るい光をまぶたの裏に感じて、渋々目を開けた。
カーテンの隙間から漏れた光が部屋に差し込んでいるのを確認してから、壁掛け時計に視線を移す。
(うわっ、もう午前十時過ぎじゃないか。穂高さんは――あれ!?)
Hした次の日の俺はまったく使えない、ぐうたら亭主になってしまうので、いつもなら彼が先に起きて、ご飯を作らせたり洗濯をしてもらったり……。
それなのに、隣で寝たままでいる穂高さん。ちょっとだけ眉根を寄せていて、辛い夢でも見ているのかと勘ぐってしまいそうな感じだ。
起こさないようにそっとベッドから抜け出て居間に移動してみたら、昨夜の惨状がそのままになっていた。
テーブルの上を片付けてから床に落ちてるゴミを拾って、汚れたフローリングを拭かなきゃな。
そんなことを考えて、足元にあるゴミを拾ってみたのだが――。
「らぶ☆らぶローション(媚薬入り)って……。穂高さん、こんなの使ったの!?」
サンタのミニスカ衣装が寒いだろうと、気を遣ってホットワインを作ってくれたのはしっかりと覚えている。それが妙に口当たりがよくて、酔わせる気が満々だなっていうのが、手に取るように分かったのだけれど。
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