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第2話

「………………でさ〜まいちゃんの胸がおっきいの!」 「…………へぇ〜」 目の前でご機嫌に彼女自慢をはじめた彼の言葉を左から右に聞き流す ぼーっとしていると肩を掴まれ、がくがくと揺すられる 「きーいーてーんーのーかー!!」 「え?あ、きいてるきいてる」 「それ聞いてないやつの反応だから!!」 もう!しっかり聞けよ! とまた話の最初から彼女自慢をはじめた彼 そんな彼を尻目に、僕はふと、とある喫茶店のガラスを眺める 「………………気のせいか?」 「なんだよ?どしたの澪」 「いや、なんかこのガラス…………違和感あって」 一瞬、ほんの一瞬だが豪華な部屋が見えた気がした 僕のセリフに聡が腕をさする 「やめろよ〜………… きみわりぃよ…………」 「うーん、なんだったんだろうな…………」 聡と一緒にガラスを覗き込むと 喫茶店にいた女性が気味悪そうに僕をにらみつけてきた …………あ、やばい……見すぎた……………… そう思った瞬間、目の前のガラスから手が伸びて僕の手を掴んだ 「………………は?」 「……えぇえええええ!なにこれ!?」 聡の方を振り返ろうとした瞬間、僕達はそのガラスに引き込まれそうになって……………… 「うわぁぁぁぁ…………いって!」 「うぅ………………痛いんだけど………………」 そう言いながら、目の前に広がっている光景に驚いた…………………………

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