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第5話
まさかの告白。
なのに不思議なもので僕は迷うことなく頷いていた
この人と一緒にいたい。その本能のまま
「名前聞いてもいい?俺は翔琉」
「ことり」
「ことり…これからよろしくね」
「うん」
それからどれくらいたっただろう。
翔琉と手を繋いだまま水面を見つめていた
離れるのが寂しくてきゅっと手を握る力を強めた
それを握り返して翔琉が僕を見詰めてくれる
そしてまたキスをしてくれた。
「僕…そろそろ帰らないと…」
「ことり。明日もここ来る?」
「同じくらいの時間に来る」
それから学校が始まるまで毎日毎日そこへ足を運び翔琉と過ごした
他愛ない会話も無言の時間もこれまで感じたことがないほど心地よかった。
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