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第9話

その後店員が小さな箱を3つ持ってきた。 1つにはいつの間に買ったのかネックレスのチェーンが入っていて学校ではチェーンに通して身につけていられるようにと翔琉が考えてくれたようだった。 残りはリング用の箱。 店を出て地下に向かう。 そこで食料を買い帰りに人気のケーキ屋に立ち寄った 翔琉の家に戻る。部屋は綺麗に片付いていて意外。 「何?」 「翔琉の事だから掃除は苦手かと思ってた」 「どういう意味だよ」 「別に」 「もう…酷いなぁ。ご飯作るから先に風呂入っておいで」 翔琉に促され浴室へ向かう。 着替えは後で翔琉が置いておくと言っていたのでそのまま向かった お風呂はかなり広め。二人でも余裕で入れそうだ シャワーを浴びている間に風呂をためる 今日お泊まりってことは…もしかすると…キスの先がある? 準備しておいた方がいい?体型的に僕が下だよね。 翔琉と付き合うという時点でいつかはその日が来るのだろうと思っていたから念のため知識を詰め込んで置いたので一応やってみる。 痛い…何となくやってみると思いの外大変… 良くわからないけれどこれくらいかな? お風呂にもお湯が溜まったのでゆっくり浸かる 翔琉に貰ったリングを見つめながら微笑む 「嬉しいな…」 声が漏れていた 「ことり。大丈夫?具合悪い?」 長く入っていたからだろう。翔琉が心配して脱衣場から呼び掛ける 「大丈夫だよ。これから出るから」

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