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第21話

何度も鳴る着信音。 きっと翔琉かもしれない。でもまだ冷静でいれない気がしてサイレントにして画面を伏せた そのまま目を閉じ眠ろうとするけれどなかなか寝付けない… 仕方なく起き上がり冷蔵庫のミネラルウォーターをゆっくり飲む テレビもつけてみるけど内容は入ってこなかった ぼんやり画面を見つめているとインターフォンが鳴る 聞こえない振り でも諦める様子がない誰かにため息をつく 誰か確認しないまま扉を開けると途端に目の前が見えなくなった 抱き締められていたから。 「ことり…会いたかった」 翔琉の匂い… 「翔琉…どうして」 「連絡しても繋がらないから心配になって来ちゃった」 少し汗ばんでいるからきっと走ってきたのかもしれない。 こんなにしてくれるのに不安になってごめんね 「ごめん。マナーにしてて気付いてなかった」 「お前に何かあったんじゃないかって気が気じゃなくて…良かった…」 大人なのにこの余裕のなさはなんだろう…他の人にも同じことするのかな? 「翔琉」 「何?」 「取り敢えず上がったら」 「お邪魔します」 あの告白は聞いてなかったことにしよう…僕は何も知らない 「お風呂入ってくる?ご飯は食べた?」 「まだ食べてない」 「何か作っておくから行っておいで」 誰かに触れたかもしれない唇に触れられたくなくてお風呂にはいるよう促した。 もしかしたら翔琉のことだからその先もやってきちゃってるかもしれないし あの人の性欲はすごいから…

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