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第28話

「翔琉…どうしたの?僕…何かした?」 「…」 「ねぇ…翔琉…」 「…」 「…寒い…」 翔琉は無言で制服を渡してきたのでおとなしく着替えた 「翔琉…」 「何で…何ですぐに来てくれなかったの?何で…あいつと…水戸と一緒にいたの?何であんなに近い距離で…笑いあってたの?水戸の方がいい?」 「何いってるの?そんなわけないでしょ」 「じゃあ何で?何ですぐに来なかったの?」 「来たんだよ?でも来客中っぽかったから出直そうと思って荷物取りに教室に戻ったらたまたま隼人がいて翔琉のこと聞かれたから答えていただけ…」 「…そっか…ごめん…乱暴にして…俺…水戸に…嫉妬しちゃった…水戸に取られるんじゃないかって…ごめん…」 「確かに隼人とは入学して初めて出来た友達だし僕が素でいられる一人ではあるけれど…翔琉が一番知ってるでしょ?僕が翔琉が大好きなこと。翔琉じゃないとダメなこと」 「ごめん…痛かったよね…ごめんね」 ただの遊びでも捕られるのは嫌がるんだ… そんな翔琉に喜ぶ僕もいて… 僕はやっぱりバカかもしれない 「ことり…今日泊まりに来て」 「明日は学校だよ?」 「だめ?」 「わかった」 結局翔琉のお願いには頷いてしまうんだ

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