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第32話
「やっぱオーラすげーよなぁ…お前の家族」
「そう?普通だけど?」
「いやいや…まぁ…うん…」
翔琉は俺の家族と面談に行った。皆は終わっていることだが僕は家庭環境上まだ終わってなかったから母が是非と翔琉を連れていったのだ
今は隼人と回っているところ。
去年は結局あまり回らなかったので楽しめた
「ことり甘いの好きなんだね」
「普通じゃないの?」
「いやいや…そして結構食べるんだな」
「そうだねぇ。それはあるかもね」
「で肉つかないの?」
「ん~…そうなんだよね。あまりつかないね。筋肉もつかないんだ」
「だからそんな華奢なんだな。腰とか折れそう」
そういいながら腰を撫でる隼人。翔琉に敏感にされた体は多少反応してしまう
「あっ…」
「水無瀬?」
「お前が変な触り方するからくすぐったい」
「ごめんごめん」
「そろそろ交代の時間だな。戻る?」
「そだな。俺便所行って戻るから先いってて」
「わかった」
トイレの前で隼人と別れて教室へ向かう。僕は執事服のままだから結構目立ってしまった
「あ…あの」
「はい」
「クラスどこですか?」
「2-Aですよ」
「あの…行ってもいいですか?」
「どうぞ」
気付けば沢山の人がぞろぞろと付いてきていた
「み…水無瀬…よくやった…客沢山」
「勝手についてきただけだし。仕事戻る」
「お…おう」
「ことりちゃん」
「父さん。また来たの?終わった?面談。母さんとくーちゃんは?」
「あぁ二人とも捕まっちゃった。だから僕だけだよ」
「そう。ゆっくりしてって」
「ねぇねぇ僕にはいってくれないの?ご主人様って」
「…おかえりなさいませ。ご主人様。お疲れでしょう。今お茶をお持ちしますね」
「きゃあ!」
「女みたいな声出さないでよ」
「だぁってことりちゃん…男前」
「貴方と同じ顔ですけど?」
「でも男前だもん」
「はいはい」
まだわぁわぁ言っている父をよそに溢れ返った客をさばいていった
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