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第42話
「ん…重い…」
起きてみると体が重い。身を捩るけど動けない…
「くーくん…」
隣に兄が寝ていて僕を抱き枕にしていた
「くーくん!くーくん!!」
「おはよ。ことり」
「じゃなくて何でここにいるの?昨日一旦帰ったでしょ。」
「ことりの寝顔みたくて合鍵で入っちゃった。堪能してたらそのまま寝てた」
「で?何で僕に絡み付いてるの?重いんだけど」
「ん…?あ!ごめん!!ことり柔らかくて気持ちいいからつい」
「離して。ご飯作れないでしょ」
「わかった。」
「で?何で寝顔堪能してたあなたはわざわざ全裸なの?」
「ん?何でかな?こういうのよくある」
「は?大丈夫?夢遊病?病院とか…」
「大袈裟だなぁ。大丈夫だから」
「そう、ならいいけど」
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