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第43話

兄の腕から逃れ朝食を準備する 今日は兄は早くから仕事なので簡単なものと合間で食べられるようにサンドイッチ を作る 起きてこない兄を呼びに寝室へ向かうと案の定また寝息をたてていた兄を揺り起こす 「くーくん!!起きて!今日は早いんでしょ。ほら!」 無理矢理布団を剥がすと未だ全裸の兄がそこにいる 相変わらず彫刻みたいな体。閉じられた目元の長いまつげが少し濡れて何とも色っぽい。 まつげに触れるとピクリと反応し目を開ける 「ん~…」 まだ寝惚けてるのか起き上がらず僕を胸元に引っ張る 気付けばちゅっとリップ音を立て唇を吸われていた 「んんっ…」 誰かと間違えたのだろう。兄は昔から相手がいなかったことはないから そのまま唇を割って入る舌使いに翻弄される。 久しぶりに口内をおかされるからか僕はすぐに熱を持ってしまう どうにかしなくちゃ… 逃れようと必死にもがくけれど動けない。 寝惚けてるはずなのに何て力… その間も絶えず口内を犯されていき先に屈したのは僕だった。 兄の舌に自らのものを絡め兄の味を堪能する。 何やってるんだろう…僕の頭の中ではいろいろな感情が渦巻いていた

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