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第87話

そして、その日が来た それなのに…僕は帰宅できないでいる… 「何でこんなことに…」 普通にバイト後帰る予定だった。 いつものバスに乗車していつもの時間に帰って愛しい人のために食事を作って… 「はっあっ…ん…も…やめ…っ」 「はぁ…はぁ…ことりちゃん…ことりちゃん…」 そもそもこの人誰?わからない。 息を荒くして僕の体を開いているこの男… 見覚えがないけど気持ちが悪いほどに僕の写真で埋め尽くされたベッドだけしかない部屋。 写真はどれも隠し撮りのようで… 道端で具合が悪そうにしていた人がいたから少し声を掛けただけなのに… まさか…こんなことになるなんて… 自分の意思とは関係なく覚めない熱が快感を感じとりたくないのに感じてしまう。 「可愛い…可愛いよ…ことりちゃん…俺のことりちゃん…」 「んんっ…やめて…いやだぁ…翔琉…」 「ん?なぁに?」 憎らしくもこいつもカケルという名前らしい。 「離して…も…やだ…」 「ん?もっとして?って?」 話にならない…拘束された手足はもう快楽のせいで力が入らない 今何時?翔琉…心配してる?それとも怒ってる?助けて…

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