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第90話
翔琉side
「俺の勘は当たるんだ」
そう美景さんに言われある高級マンションに辿り着く。
そこの持ち主はかなり若くやり手の人だということだった
入り口はオートロックだが管理者の美景さんはスペアを持っているので難なく玄関前まで来た。
インターフォンを押しても反応はない
中に入るとおしゃれで落ち着いた雰囲気の部屋。
奥に2階へ続く階段と地下へ伸びる階段がある。
地下は防音になっているので音楽をやっている人であれば地下をレッスン場にしていたりお酒が好きな人はワインセラーとして利用していたり。体を動かす人であればジムにしていたり用途は様々らしい。
地下に降りると重厚な扉がそこにある。
扉を開けるとあの独特な臭いが充満していて甘い声が響いていた
「翔琉!助けて…」
声に導かれ更に奥にある扉を開ける。
「ことり!!」
「あれぇ?あなたたち誰?勝手に入らないでよ」
「このマンションのオーナーの華陵院です」
「あぁ。美景さん。あなたが来てくれるなんて…嬉しいです」
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