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「おっはよぉー隼人」
「おはようございます。御木本先輩」
「なぁんか…いいことあったぁ?」
御木本瑞季先輩は俺より三つ年上の大学の先輩。同じサークルに所属してた伝手で俺はここに入れた。
御木本先輩はスポーツマン。爽やかなルックスとみんなに優しい人。回りから言わせれば俺と似てるらしい。
御木本先輩は凄くモテるけど一途な人で今恋人である青山 圭翔先輩と同棲してる。
大学出たら入籍するらしい
実は2人は男同士。でもとてもお似合いで大学中の公認カップルだ。
そうなったのも大学内でおそらくトップの人気を誇っている木築蒼人先輩とすごく仲の良い友達だからかもしれない。
蒼先輩は誰も何も言えないくらい完璧な人だから誰も逆らうものはいない。
とはいえ別に怖い人ではないしむしろ優しすぎる人なんだけどおそらく圧倒的なオーラがそうさせる。
蒼先輩はいつも誰かしらに告白されてるけど好きな人がいるみたいで断ってる。
あの蒼先輩を惚れさせる人ってどんな人なのかな?
きっと蒼先輩みたいに綺麗な人何だろうなぁ
「おーい!隼人?なぁにがあった?」
「来る途中に高校の後輩にあって連絡先交換しただけですよぉ!まぁそいつかなりの有名人なんですけど。今話題の占い師知ってます?糸島 左近って」
「あ!知ってる!!へぇ!あの子友達なんだ?」
「これから仲良くなろうかと…」
「そなの?」
「実は高校の後輩とはいえ全く接点なくて…でもすごく良い子そうだから仲良くなりたくて」
「俺もあってみたい。お前が言うからよっぽど良い子なんだろうね」
「はい!多分仲良くなれますよ!」
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