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翌朝。 急いでシャワーを浴びて支度する。 慌てて飛び出したからスマホを忘れてしまっていた。元々執着はないから別に気にしてなくてその日もバイトまで終わって帰宅して家でゆっくりしたあと漸く触れた。 「ありゃー…24時間近く放置してた」 多くの通知が来ていてそれを開く。いつものように水無瀬の惚気としょうもないバカみたいな奴と… 「あ…糸島!やべー…」 糸島から数件メッセージが来てた 『週末はどちらも無理です。すいません』 まぁこれは仕方ないとして… 『平日の夜は難しいですか?今週でしたら水、木。来週でしたら火、金』 それから数時間… 『やっぱり無理ですよね…すいません。』 そしてさらに数時間 『先輩やっぱりやめましょうか。デート。お誘いいただけて嬉しかったけれど忙しそうなので…もう、連絡しません』 「何故そうなる?!うわぁ…悪かったなぁ…」 そう思っていたら迷わず電話してた 時間も遅いし寝ているかもしれない… 何度も鳴るコールを聞いてあきらめようとしたとき 「…っ…も…もしもし…先輩…」 可愛い声が聞こえた 「ごめん。寝てた?」 「いえ…大丈夫です」 「ごめんね!俺さ昨日バイト忙しくて帰ったら寝てて朝寝坊してバタバタで忘れて出掛けちゃってた!元々スマホに執着はないから完全に…本当にごめんね!」 「よかった…俺…嫌われたかと…先輩の予定に合わせれなくて面倒になったのかと…よかったぁ」 「えぇ!!ちょ…泣いてるの?ごめんってばぁ」 「よがっだぁ…」 胸がきゅんと、疼いた…へ?…何で?ヤバイかも…今すぐ会いたい…抱き締めたい… あはぁ…まさかなぁ…俺…糸島のこと…いやいや…さすがに…まぁ…わかんないから…とりあえずこれは置いといて… さて…どうする?

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