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第3話

「少し触っただけで、もう、硬くなって」 「ますますイヤらしくなってる」 布越しにくりくりくりと、胸の小さな突起を、指で摘まんで、転がされ、捻り回され、その度に、腰が勝手に左右に揺れる。 「お兄様、待って・・・」 がくんと、足が大きく震えた。 お尻の奥。 固く口を閉ざしている蕾に、氷の様に冷たい、お兄様の指が触れる。 萎えた小さな陰茎を二人の手が掬い上げ、上下に動かし始めた。 いつもされてること。 目を閉じて、我慢すればすぐ終わる。 ぬちっこくされる時は、おねだりするように甘い声をあげれば、満足して、終わってくれる。 釦が、一つずつゆっくりと外されていく。 あっという間に肩がはだけ、床の上に、シャツが落ちた。 弘樹さんと、遼さんが、陰茎を手で優しく扱きながら、まっ平らな胸に顔を埋め、頂上でイヤらしく競りだしている小さな突起を口に含み、舌の上で、くりっくりっと、弄ぶように転がしたり、揉み解したりした。 「気持ちよくない⁉」 「咲良の声、聞きたいな」 耳を擽るような甘い声に、ぶんぶんと頭を振った。 屈してなるものか。 そしたら、そっと歯を立てられ、かリっと噛まれて。 「やあっ・・・ん・・・」 堪らず、声を上げると、二人は満足したのか、クチュクチュ、と音を立て、舐め始めた。 「・・・うっ・・・ん」 二人から与えられる甘美な誘惑を断ち切る為、上唇を噛み締めて、目を閉じて、必死になって我慢した。 今日は、いつもより、かなりしつこい。 早く、終わって欲しい。 宿題あるし、テスト前だから、勉強しないと。 高校へは行かせて貰えないのは知ってるけど、辛い、この現実から少しでも目を逸らすことが出来る唯一の逃げ場所だもの。 「咲良はどうやらご機嫌が斜めの様だ」 お兄様の口唇が、唇へねっとりと押し付けられた。

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