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第4話
無理やり抉じ開けて、分厚い舌が侵入してきた。
今の僕と同じ、逃げても、掴まって。執拗なくらい絡ませられて。
拙いながらも応じないと、あとでみっちりお仕置きされるから、懸命に自分の舌を絡ませた。
口の端から、飲み干せなかった唾液が一筋、涙と共に、零れ落ち、ようやく、瑞樹さんの口唇が離れていった。
「俺の可愛い咲良・・・ますます色っぽくなって・・・もっと気持ちいい事しようか?」
「瑞樹、勿論俺らも交ぜてくれるんだろ?」
「あぁ、咲良は俺たちのモノ。お前らこそ、俺がいない時、勝手にセックスしたら追い出すからな」
瑞樹さんの口から出てきた言葉に、一瞬耳を疑った。
弘樹さんと、遼さんは、ニヤニヤと卑猥な笑みを浮かべ、その場で服を脱ぎ出した。
ようやく何をされるか理解した時、目の前が真っ暗になった。
「中坊のガキ相手に欲情して」
「お前には言われたくないな」
弘樹さんと遼さんに、手首を掴まれ、この家に一つしかないキングサイズのベットにずるずると引き摺られて連れて行かれた。
瑞樹さんは、嫌がる僕を嬉しそうに眺めながら、後に付いて来た。
冷たいシーツの上に押し倒され、すぐに、二人が押しかかってきた。
暴れない様に、強く体を押し当てられ、あまりの痛さに顔が歪んだ。
凶器と化した二人の鉛の様な重み。すべてを食らい尽くす様に、荒々しく、いつ終わるか分からない交合が始った。
瑞樹さんは、胸の前に腕を組み、仁王立ちになって、犯される僕をただ黙って見詰めていた。
散々舐め回され、蜜を搾り取られ、四つん這いにされた。
「ひゃぁぁぁ・・・!!」
ここまでくると、次に何をされるか容易に予想が出来た。
排泄にしか使わないと思っていた場所を、ぴちゃぴちゃと舐められ、ぬるぬるした液体をたっぷりと塗り込まれた。
「弘樹、遼・・・もういい」
「十分に解してやらないと、可愛い弟が、泣く様になるよ」
「俺ので広げればいい」
「どこまで鬼畜なんだか」
二人が舌打ちをしたのが聞こえた。
ふわりと体が宙に浮いて、ベットの端に腰を下ろした、瑞樹さんの上にゆっくりと落とされた。
ごりごりと背中に、猛々しくそそり立つ彼の雄を押し当てられた。
「咲良・・・最初は怖いかもしれない。でも、すぐに気持ちよくなるから・・・」
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