弘樹さんが僕の腰を持ち上げ、瑞樹さんの雄に、奥の蕾を押し当てた。 汗とぬるぬるしたあの液体のせいで、そこは、僕の意志とは関係なく、嬉しそうに綻び、ヒクヒクしていて、瑞樹さんの欲情を更に煽り立てている様だった。 「これで、兄さん達のモノだーー一生、閉じ込めて、うんと可愛がってやる」 ナイフの様に先端ががちがちに尖ったものが、ズルッと侵入してきて、あとは、自分の重みでズブズブと飲み込んでいった。 「ひぁぁ・・・・ぁ！！」 静かな部屋に、悲鳴が哀しく響き渡った。 すぐにずんずんと下から突き上げられ、がくがくと体が前後に大きく震えた。 弘樹さんと、遼さんに体の自由を奪われ、逃げる事も出来ず、されるがまま。 「弘樹さん、やだ‼」 鈴口からとろりとした蜜液が染み出してきた。 それを、指で茎にまんべんなく絡ませると、 口に含み、ずるずる～と、湿ったイヤラシイ音を立ててながら、啜り始めた。 遼さんは、僕に口付けをしながら、ぷっくりと赤く腫れ上がった、胸の小さな突起をコリコリと、紙撚を作るようにつまみ上げた。 「あぁ・・・ン・・・うーー」 三方から容赦なく攻められ、背中が、ビクビクと震え、為すべくもなく咽び泣いた。 「もう、許して」 懇願したもの、交わりは始まったばかりで。 「あぁっ、あ・・・あぁ・・・！」 呆気ないくらい早く、弘樹さんの口の中に、蜜を放っていた。 それを躊躇することなく、ごくりと飲み干す弘樹さん。満足そうな笑みを浮かべていた。 「咲良・・・咲良・・・！！」 欲情にかられた顔を歪ませ、なお一層強く下からズンズンと押し付ける瑞希さん。 「っ・・・く・・・」 獣のような呻き声を上げると共に、ドクドクと脈打つ熱い飛沫が、僕のお腹の奥に放たれた。 「んーーあぁ・・・‼」 自分でも信じられないくらい甘い声が上がり、キューーと、彼の雄を締め付けた。 「最後の一滴まで搾り取るつもりか⁉」 「違う」 「違わないだろ」 抱き締められると、すぐに口付けをされた。 舌を絡めとられ、息も絶え絶えになりがら、懸命に応じていると、弘樹さんが、背後に回ってきた。 そのまま、腰を抱き寄せられてーー。 「ダメ‼弘樹さん‼」 まさかとは思ったけど。 「っゃあーーーーン‼」 瑞希さんのが挿いってるのに、なかば強引に、後ろの蕾を抉じ開けながら、自分の雄を挿入させてきた。 「欲張りな咲良には、これでも、物足りないかな？」 「痛い‼痛いから、抜いて‼瑞希さん、弘樹さん」 「お兄様だろ⁉咲良」 ぐりぐりと切っ先で、肉襞を擦られ、 「やぁんーー！」 背中が大きく反り返った。 「お兄様・・・弘樹様・・・好き・・・」 二人から与えられる底無し沼のような甘美な快楽は、僕の思考能力まで奪っていった。 二人の肩に腕を回し、うわごとの様に呟くと、こ褒美とばかりに、キスをしてくれて、下から、ガンガンと容赦ない突き上げが再び始まり 、声が枯れるまで喘ぎ続けた。 「うーーん・・・」 一瞬、意識が遠のき、気が付くと、弘樹さんから、遼さんに変わっていた。 二人が動く度、後ろの蕾から、白く泡立った残滓があふれでて、グジャグジャと、粘性の音を響かせていた。 瑞希さんの雄は、全く萎えない。 それどころか、ますます昂り、奥を穿ち続けていた。 「咲良、とろんとして、そんなに気持ちいいか？」 「うん・・・お兄様と、遼様ので、もっと、いっぱい突いて・・・奥のーー」 「ここか⁉」 「っ・・・あ、ぁああっ・・・‼」 窪んでいるところをグリグリとされ、甲高い声と共に、瑞希さんのお腹に、蜜を放っていた。 「まだ、終わりじゃないぞ」 「あっ、あ・・・お兄様！遼様！」 力強い律動に、腰が上下に激しく動き、涙が滲んだ。 それから、意識を手放すまで、三人に交互に抱かれ続けたーー。 その後、丸３日間、高熱を出して寝込むことになった。 「関、具合どうだ？」 四日目の朝。 担任の先生が見舞いに来てくれた。 瑞希さんは留守でいない。 でも、弘樹さんと、遼さんが、扉に寄り掛かって、鋭い眼光で、彼を睨み付けていた。