187 / 253
誘惑なんてしてないですっ! (8)
お尻には大きくてあたたかい紅さんの手。
ふたつの手は、僕のお尻を揉まれた。
「っあっ!! やぁ……!!」
お尻を揉まれると、僕自身は刺激に合わせて、また大きく膨らんでいく。
「や、や、だめっ。また出ちゃう……」
もう声を抑えるどころじゃない。
口を塞いでいるはずの両手は、まったく機能を果たしていない。
「いいよ、また出しなさい。美しい姿をもっと見せて」
そう言うと、僕のお尻を揉む手を強くして大きく円を描いてくる。
「やっ、だめっ、や」
紅さんの手の動きに合わせて、絶えず喘ぎ声を漏らしてしまう。
「んっ、ぁ」
また強調しはじめる僕の中心が、目の前にいる紅さんのお腹に当たる。
「やっ、僕だけ……こんな……恥ずかしいっ、やあっ……」
すっぽりと紅さんの掌 に収まった僕のお尻は、いくらか強く揉み込まれ、孔の中目指して、骨張った指が移動する……。
僕の中にある、紅さんの白濁を出そうとしているんだ。
今、一緒にお風呂に入っているのは、まさにこのためだから。
でも……でも!!
「や、そこだめっ!! ぼく、自分でできますっ!!」
恥ずかしくってそう言ったのに無視された。
……クプン。
中に、指が入ってきたんだ。
「ひぃあぅ……」
数時間前まで紅さんに貫かれた内壁はまだ柔らかいらしく、紅さんの指を難なく中へと通していく……。
「ココを? 本当に自分でこうするの?」
そう言いながらも、紅さんの指は孔から出て行ってくれない。僕の中に入っている二本の指は、円を描くようにしてコリコリ内壁を広げていく……。
ともだちにシェアしよう!