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「愛している」の、本当の意味。(3)

 毛布に(くるま)り、ひとり、固まっていると、暁さんが話しはじめた。 「お前はそいつを探すのか?」 「いや、比良に近づいてくるのを待つ。どうせ、相手はまた比良を襲いにくるだろうからね」  ――また、僕は狙われるの?  昨日、紅さんが戦った、蜘蛛みたいな相手が現れるの?  ……僕の魂を……狙って……。  また、紅さんが死んじゃうんじゃないかっていう思いを、するの?  そんな……。 「だが、こちらとしてもただ指を咥えて待つわけではない」 「どうする気だ?」  暁さんが尋ねる。 「うん、比良とわたしは繋がった」 「――っ、んなっ! それって!!」  驚く朱さんに、紅さんの(うなず)く気配を感じた。 「わたしの妖力が比良の体内に入った」  少し間が空いて、沈黙が部屋中に広がったと思ったら紅さんが口をひらき、そう言った。  紅さんの言葉が、僕の胸に引っかかった。  でも、何が引っかかったのか、それはわからない。  僕は身動きひとつしないで、紅さんたちの話に耳を傾け続ける。 「そっか……それなら問題ないな」 「ああ、繋がれば妖狐としての力を与えることも可能だ。その逆もまた、しかり、だがな……」  朱さんと暁さんが同意した。  ――え?  それって……どういう意味……?  3人が話す内容は、僕に衝撃を与えた。 「これから、比良に妖狐としての妖力の使い方を教え、いずれやってくるだろう戦いに備える。その間――」 「俺たちがクレ兄の店番をすればいいのか?」 「ああ、お願いできる?」

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