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「愛している」の、本当の意味。(18)

「比良。君は通常では感じ得ない後ろからの愛撫でも感じることができる身体になった。そうしたのもわたしなんだよ? わたしが君を愛していないと、どうして言える? わたしは……今も、これほどまでに君を欲しているというのに……」 「ん……」  紅さんの下腹部へ視線をずらすと、デニム生地を圧迫している大きく膨れた紅さんが見えた。  それは僕を求めている証。  僕は……紅さんに、ちゃんと愛されている? 「好き……愛してる……」  とても充実した気持ちだ。  気が付いたら僕は自然に動いていた。  紅さんを(いまし)めている、デニムのジッパーへと手を伸ばす。 「比良?」  僕も、紅さんを気持ちよくさせたい。 「愛してる……」  ……ジジジ。  ジッパーを下ろせば、待ちわびていたかのように、下着から、勢いよく紅さんが飛び出した。  果てる前の僕と同じ状態になっている、僕よりも大きくてたくましい紅さん。  赤黒い陰茎はじっとりと熱を持っている。  そっと指を這わせてみれば、すぐに紅さんの掠れ声が聞こえた。  それが嬉しくて、口元がほころんでしまう。 「比良、ああ、比良……」  僕を呼ぶ紅さんの声に合わせて先端に唇を落とし、舌を伸ばしてそっと舐めてみる。  ちょっぴり苦い。  でも――。  ――愛おしい。  そう思えるのはきっと紅さんだからだ。  僕にしてくれてる時もこんななのかな……。  だったら、とても嬉しい。  一生懸命紅さんを悦ばせようとするけれど、僕の小さな口じゃ紅さんのようにすべてを含むことができない。

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