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✲第98話.【敦の休日】もう、無理!⑤
後孔に意識がいくと、そこを触って欲しくてたまらなくなる。
潤一は男同士の行為について勉強したらしかったが、そこを使うことまで分かっているのだろうか。
「潤一」
名前を呼ぶと股間のソコから離れ、こちらを振り向いた。
「あの………」
「どうかしたか?」
「う、後ろも触って欲しい」
恥ずかしくて全身が熱くなる。
「後ろ?」
そう言いながら潤一はオレと向かい合う。
あれ? やっぱり分からないのかな。
膝裏に手を入れて自分から足を開く。
本当なら誰にも見られないそこを潤一には見せる。
「指、濡らしてから入れて」
潤一が自分の指を舐める姿に色気を感じる。
無骨な指が近づいてきて、そこに触れる。
「あっ、んんっ、」
「置いただけなのに吸い込まれた」
「指、曲げてその場で、動かして」
入れられた指が中で動く。ある場所を触ると一気に快感が走り抜ける。
「あぁぁんっ!!」
それでもイかないように我慢する。
でも、すぐに我慢したことを後悔することになった。
「ココ?」
前立腺をずっと触り続けられ、開いた口が塞がらなくなる。
「あっ、あっ、んあっ、ダメ、イっちゃう」
「イっていいよ」
「あ、あああっ、イックゥーーー!!」
一際強く前立腺を触られ、オレはピュッピュッと白濁を放出する。
1度イクといつもしばらくは疲労感に指一本動かすのも嫌になる。
ただ、後孔はトロけるように柔らかくなる、らしい。
今まではこの間に大きく勃ち上がったソレを入れられていたが、潤一はどうするんだろう?
潤一を見ると、どうやらそうしたいが自分で買ってきたコンドームが小さくて入らないようだ。
「敦、ごめん。今日はこれ以上出来ないかも」
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