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✲第99話.【敦の休日】もう、無理!⑥
涙目の潤一に、ニコッと笑いかける。
「オレの、短パンの、ポケットの、中」
まだ息が上がっていて途切れ途切れに声を出す。
潤一はベッドの端に転がっている短パンのポケットから、拓海さんからもらったコンドームを見つけ、それをつける。
「入った。でもちょっとキツイかな。これ、どうしたの?」
もっともな疑問にそのまま答える。
「拓海さんに、もらった」
「え?! 拓海先生? ……あっ!」
どうやら、このコンドームを使っているのは明さんだと気が付いたようだ。
何かを想像しているのか潤一は顔を赤くする。
「何想像、してるの?」
「え?」
「それ、オレよりも大事なこと?」
潤一の頭の中の想像に嫉妬しても仕方がないのに、なんかイヤで視線を外す。
「敦、何怒ってるんだ? コレ敦の中に本当に入るのかなぁって思ってただけなんだけど」
不思議そうな潤一の声に視線を戻す。
「敦こそ、何の想像してんだよ」
「だって」
「俺の頭の中は敦でいっぱいで他のことは入る余地はないから。だから敦も俺でいっぱいになって?」
「も、なってるよ。バカ」
ようやく動くようになってきた腕を潤一に向けて伸ばす。
「可愛い」
オレの考えを読み取ってくれて抱き締められると、チュッて音を立ててキスをされた。
「なんかこのコンドームベタベタするな」
「ローション付きなんだと思う。いいよ。も、挿れて?」
後孔にピタッと硬い感触がして、それからゆっくりと入ってくる。
息を吐いて力を抜くが、今までにない質量ですぐに息がつまる。
「敦、辛くない?」
「へ、いき……あっ、んんっ」
本当はあまり平気ではない。痛くはないがこんなにデカイのは初めてで余裕が全く無い。
「ん、入った」
おそらく亀頭部分だけが入ったのだと思う。
息をふーっと吐き出すと、自分の後孔が“もっと”と潤一のソレを飲み込もうと動くのが分かる。
それがある場所で止まる。
全部入ったのかな?
「も、いっぱい」
「え?! まだ半分くらいしか入ってないよ?」
「はあ?」
確かめる為にそこに視線を持っていく。
ウ、ウソだと誰か言ってくれーーーー!!!
確かにまだまだ潤一のソコは外側に残っていた。
「全部入れたいけど、もういっぱい?」
潤一が腰を引くとカリの部分が自分の良い所を引っ掻く。
「ひゃあっ、あぁぁん!」
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