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✲第156話.◆まだまだ終わらない①

✳︎大人のオモチャあり。 「自分の気持ち良い場所はちゃんと覚えておくんだよ?」 「はい」 鉄の扉が開いてアガツマが入って来るといつものように声をかけられる。 「今日はまだ終わりじゃない。このままでは明美が喜ぶだけで、秀明様を喜ばすことはできないだろ?」 「お父様を喜ばす……?」 「その為にみんなに手伝ってもらおうな。ほら、入りなさい」 上にいる着飾った子以外の男達が入って来る。 「サク、お前のはまだ早いから本番をしないように監視と、オモチャを使って後ろを少しずつ慣らしてくれ」 「了解」 「シン、ユウト、ヒサギ。お前達は手と口を使って奉仕してもらえ。本番は無しだが、口の中に出すのも飲ませるのも構わないから。あと、全員に。コレは今明美だ。呼び間違えないようにな」 アガツマは何を言っているのかしら? 「明美、お勉強の時間だ。男を満足させる為に何をすれば良いのか自分で考えて行動しなさい。サク以外の3人全員を同時に満足させられたら合格だよ」 お父様以外の男性器を満足させろというの? そんなものを舐めるのはおろか、触るのでさえ嫌だというのに! でもお父様を喜ばす為に必要なことなら、するしか無いのよね。 3人を同時にということは、2人は手で、1人は口で刺激をするということ。 そこまでは頭では分かるけど、行動に移すには相当な覚悟が、なんて思っていたら後ろを触りやすくと四つん這いにさせられた。 さっきまでローターが入っていたから少し太めの指も難なく入ってしまう。 「ちょっと、なにっ、あっ、あぁんっ、」 「感じやすいんだな」 クスッと笑われる。 お父様以外の男の指に感じるなんて、やっぱり私は淫乱なんだわ。 目の前に指輪がゆらゆらと揺れてキラキラしている。 思わずそれを握った。 え? これどういう状況? 前にはシンさん、ユウトさん、ヒサギさんがいて、お尻には誰かの指が入って動いてる。 調教の真っ只中だということは分かるけど、どうするのが正解なんだろう? 「ほら、喘いでるだけじゃ終わらないぞ? そいつら3人を同時に満足させるんだろう?」 後ろからサクさんの声がした。 今の言葉でどうすれば良いのかは分かった。 とにかくみんなを巻き込んでいることが申し訳ない。 少しでも気持ちよくなってもらうように頑張らなくちゃ。 それにしてももう腰が重い。何度かイったんだろうなぁ。 後ろに冷やっとする物が当てがわれる。 冷たくて硬いそれはきっと本物ではない。 どうしてそれが分かるのか、不思議に思う。 そんな考えを搔き消すようにゆっくりとそれが入って来る。

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