160 / 489
✲第157話.◆まだまだ終わらない②
✳︎5P、大人のオモチャあり
そこから力を抜くように息を吐く。
ある程度の大きさと長さのあるソレは中を抉るように抜き差しをされる。
「ふっ、んんっ、ぁんっ!、あっ、あっ……」
3人を同時に満足させるなんて僕に出来るか分からないが、やらない訳にもいかない。
目の前にいたシンさんのソレを舌で舐めて手も動かす。
「うお? やっば。気持ちいいんだけど」
ある程度硬度を持ったら左手で刺激をしながら右側にいたヒサギさんのソレをシンさんと同じように舌で舐めて手も動かす。
「マジだ。たどたどしく動く舌がなんとも言えない」
段々と大きく硬くなるそれを今度は右手で刺激する。
ユウトさんの位置が左側でちょっと無理。
3人の相手を始めたらオモチャは入ったままだけど、サクさんの手は止まっていた。
「ユウトさん、左にずれてシンさんとヒサギさんの間に立って頂けますか?」
明美の喋り方なんて分からないから静として話すしか無かった。
「「「「え? シズカ??」」」」
4人の声が綺麗に重なる。
「ユウトさん?」
ユウトさんが言った通りに動いて2人の間に立つと、手での刺激は無理なので、口を大きく開けてソレを咥えるとまずは舌で舐めてから唇で圧迫をしたまま頭を動かす。
両手と頭を動かして3人を追い詰めるように頑張った。
みんな我慢することなくイってくれた。
それと同時にオモチャも抜かれる。
少しのズレはあったものの、許容範囲内だったと思う。
なんだかドッと疲れが出てきてしまう。
「シズカだよな? 来た時はアケミだったと思ったんだけど」
「途中で急に変わって僕も驚いた。なんかみんなを巻き込んでごめんなさい」
4人中3人は眼が見えないと分かっていても、僕は丁寧に頭を下げた。
なんでこんなことが出来たのか分からなかった。
誰かにしたことがあったのかな。
『静、可愛い』
頭の中に声が聞こえる。
誰だろう。
考えていたら鉄の扉が開き、吾妻が入って来る。
「静だったのか。もしかしたらこれから先も静に代わることがあるかもしれないから言っておくが、秀明様のことはお父様と呼ぶこと。笑顔で対応すること。嫌だとは絶対に言わないこと。この3つは必ず守ってくれ」
「分かりました」
吾妻の話しを聞いていて、嫌な予感しかしない。
サファイアの影響で明美という人格が僕の中に出来ていることは分かっている。
明美でいる間の記憶がないことがその証拠だ。
おそらく指輪を触ることが明美から僕に代わるきっかけになっている。
明美になっている間には、あんな事ばかりしているのかな。自分がしているはずなのに記憶にはない。
なんだか明美のことを思うと辛くなる。
ともだちにシェアしよう!