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✲第160話.◆助けたい
✳︎秀明×静を含みます。
「単に解放する訳にもいかないだろ」
「お父様が英雄になるように持っていけばいいと思います」
「どうするんだ?」
秀明さんが興味を持ってくれたようで嬉しくなる。
「人身売買をしている組織の船を、クルーズに行った時に偶然見つけて保護したとするのはどうでしょうか? きっとお父様は行方不明者を助けた英雄になるかと思います」
「なるほど、それはいいな。だが、そうするにはお前との相性をみる必要がある」
抱くと言われたと分かる。
この身を投げ出せば、秀明さんを満足させられれば、ここにいるみんなを助けられる。
秀明さんのズボンのボタンに手をかける。
ボタンを外してジッパーを下げればソコはもう主張を始めていた。
「僕でこうなってくれてるの? 嬉しい」
自分は幸せだと思い込み秀明さんを見上げる。
「可愛いな」
頰を撫でられてスリッとその手に擦り寄る。
「ありがとうございます」
下着の上からソコに口を寄せ、先端にキスをするように口付ける。
それだけでも質量が増す。
下着を下ろして目の前に現れたソコは年齢を考えても、きっと他の人よりも大きいと思う。
口に入るか分からないがとにかく大きく口を開けて咥える。
「……んっ………ふっ………」
なんとか口に入り舌を動かし、頭も上下させる。
ジュプジュプと音がする。自分の唾液なのか秀明さんの先走りなのか、それが混ざったのかよく分からない。
その状態でまた大きく硬くなるのを感じる。
口の端にピリッという痛みが走る。
切れたかもしれないと思うが、ソコから離れようとは思わなかった。
口に入り切らないところを手で擦り、たまに陰嚢もふにふにと優しく揉む。
「ふっ、上手いもんだな。我慢せずに出すから全部飲みなさい」
ソコを咥えながら秀明さんの顔を見上げると微笑まれた。
「……?………」
その瞬間に違和感を感じた。
でもそれが何かを考える前にソレは口の中で弾けた。
「……うぇ………んん……ん………」
ドロッとしたものが喉に叩き付けられ、青臭さに頭がクラッとする。
吐き出したいと思うが、まだ硬度が衰えないソコが蓋のようになっていて、飲み込むまでソレは出ていかなかった。
ソコが口から出ていくと、口の端から飲み切れなかった精液が流れる。
「…ケホッ………ケホッ…………」
全部飲むように言われた事を思い出し、それを指ですくって舐める。やはり口の端が切れていたのか鉄臭さまで混ざる。
「美味しいか?」
「はい、お父様の、美味しいです」
もう他の人は相手をしなくてもいいと思ってもらえるように、嫌だという感情はしまいこむ。
「うつ伏せになって腰だけ高くしなさい」
調教ではそこにはオモチャを使われただけだった。
だが今から血の通った、秀明さんのソコが入ってくる。
覚悟はとうの昔にしたはずなのに、嫌で、怖くて、涙が出そうになる。
それでも言われた通りの格好になり、お尻を高くして秀明さんに向ける。
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