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✲第222話.◆◇愛しくて⑦◇◆

「苦しくない?」 「だいじょうぶ……です」 喋る度に指が締め付けられる。 「動かしてもいい?」 小さく頷くのを確認してから、指をゆっくりと出し入れする。 ローションがクチュクチュと音を立てる。 中で指を動かすと少し盛り上がった所に当たる。 「ふぁっ、ぁん」 可愛い声が上がる。 ここが前立腺かな? そこを優しく擦りながら乳首を舐める。 段々と乳首も芯を持ってぷっくりとしてきて、見てみると俺の唾液で濡れて更に美味しそうだ。 モノには触れていないが前立腺の刺激でか、またピョコンと勃ち上がっている。 声が上がるのが嫌なのか、静は手で口を押さえていた。 「んんっ、んっ」 「声、我慢しないで聞かせて?」 静の手に手を重ねる。 無理やり引き剥がすような事はしたくない。 「だって、変な、声、だし」 「可愛い声だから聞きたいな」 「気持ち、悪く、ない?」 何を心配してるのかと思えば、気持ち悪い訳もなく、その声に欲情する俺はどうしようもないな。 「そんな訳ない。可愛いよ」 顔を真っ赤にして見つめられる。 とことん甘やかして、怖いなんて思う暇を与えないようにしたい。 チュッ リップ音を立ててキスをする。 舌を差し入れて絡めると、今度は静も舌を動かしてくる。 ピチャピチャと音を立ててキスをしながら指を増やす。 特に抵抗もなくスルリと入り、静も体に力が入ることもなかった。 しばらくは動かさずにそのままにしていた。 キスの合間に少し離れたところで静が口を開く。 「鈴成さん?」 「ん?」 「あの、さっきみたいに、動かしていいです、よ」 言ってから恥ずかしくなったのか手で顔を覆う。 「可愛い。気持ち良かったから? ここも?」 乳首も指でクリクリっとする。 「ゃんっ、あっ、んあっ」 中に入れた指も動かして前立腺を刺激したり、少し開いたりしてみる。 「あっ、ああんっ、んんんっ」 今日の課題は静を気持ち良くすること。 何度も自分に言い聞かせるが、静の感じてる声は下半身事情にはかなり辛い。 視覚も聴覚も静に支配されて、爆発寸前だ。

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