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✲第223話.◆◇愛しくて⑧◇◆
自分が落ち着かないとと何度か深呼吸をする。
それでも乱れた静の肢体を見れば理性が吹っ飛びそうになる。
いや、分かってる。乱れさせてるのは自分だっていう事は。
唾液で濡れた乳首も、指が2本入ってるソコも、絶え間なく喘いでいる声も全て俺が要因だ。
中の前立腺をさっきよりも強めに触ってみる。
「んんんっ、んぁあんっ、やっ、もっ、すず、なりっさん」
シーツをキュッと握り締めて俺の名前を呼ぶ。
指の動きを止めてもう片方の手で頭を撫でる。
「どうした? 苦しい? 怖い?」
「あの、鈴成さんと、1つに、なりたい……です」
目を合わせて言われた言葉に、鼻血が出そうになる。
潤んだ目と妙にハッキリとした声。
何もしなくてもイってしまいそうになるほど張り詰めた自分のモノ。
落ち着け、落ち着け。
一度イっておいた方が良さそうで、静を刺激しながら利き手とは逆の手で自分のモノを握り込む。
「指、もう1本増やすから」
2本の指でソコを開くと出来た隙間にもう1本指を入れる。
「んんん」
自分の方は何度か擦っただけで果てた。が、硬度は殆どそのままでいまだに腹につきそうな位に勃ち上がっている。
意図した訳ではないが、自分の放った精液が手の中にはおさまりきらず、静のソコにかかってしまった。
3本目の指と共にそれが一緒に中に入ってしまう。
ローションのクチュクチュとした音だと思おうにも、自分の放った精液が指に絡んで、ソコから白い泡のようなものが見える。
3本の指を広げてみる。静の後孔は柔らかく解れて、今なら自分のモノが入りそうだ。
指を抜いてパパッとコンドームを装着して、そこにもローションを塗りつける。
怖がるようなら今日は止める。
そう頭の中で宣言をすると、柔らかくほぐした後孔に自分のモノを当てがう。
静はひゅっと喉を鳴らしてビクッと体を揺らした。
後孔からモノを離すとギュッと抱き締める。
「ごめんごめん。怖いな。大丈夫。もう何もしないから」
「ちょっとびっくりしただけです。怖くないですよ? だって鈴成さんの事、大好きだから。平気です。シて下さい」
ギュウッとしがみつくように腕を背中に回される。
大好きだからという言葉が頭の中をリフレインする。
「本当に怖くない? 無理してないか?」
「僕にも欲はあります。ちゃんとシて気持ち良くなりたい……です」
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