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✲第224話.◆◇愛しくて⑨◇◆
少し体を離して顔を見るとやはり真っ赤だ。
チュッ、チュッ
おでこと唇にキスをする。
薄く開けられた唇から口内に舌を入れ、お互いの舌を絡める。
指で後孔を触るとまだ柔らかく解れているので、もう一度モノを当てがう。
少しだけ腰を進めると殆ど抵抗を感じる事なく、ソコに飲み込まれていく。
1番太いところだけは慎重にゆっくりと。
「痛くないか? 無理だと思ったら言って?」
「だい、じょぶ、です」
そう言いながらも腕をギュッと握ってくる。
「ちょっと深呼吸して?」
浅い呼吸を繰り返す静と一緒に深呼吸をする。
息を吐き出すタイミングで腰を進めた。
「ふーっんんんっ、あっ、は、はいっ、たぁ?」
「ん、静の中あったかくて気持ち良いよ」
まだ先端部分しか入ってないが1つになった事に変わりはない。
静はふにゃあっと笑うと目を見てきた。
「うれ、しい、」
抱き締めたいが、奥まで入ってしまってはいけないから我慢する。
頰に手を当てるとスリっと擦り寄る。
「苦しくない?」
静の後孔はさっき指を締め付けたように、俺のモノも締め付けてくる。
それも締め付けと弛緩を繰り返すもんだから本気で気持ちがいい。
「ちょっと、でも、だい、じょぶ、です」
少しだけ動いてみる。
「ふぁっ、あっ、あぁぁんっ!、そっ、だめっ」
ギュウッと腕を掴まれる。
意識して前立腺を擦ってみたら想像以上の反応を示した。
静のモノもコプっと透明な液体を出し、フルっと揺れる。
「本当に可愛い。もう少し動いてもいい?」
コクンと頷いたのを見て、ゆるゆると抽送をする。
少しだけ奥まで入れてみる。
自分のモノが半分とちょっと入ったところでコツンと奥の壁に当たる感触がした。
その少し手前辺りをゆっくりと行ったり来たりする。
「んんっ、そこっ、らめっ、へんに、なりゅっ!」
前立腺の奥は精嚢だったか?
静はこっちの方がいいのかな?
呂律が回ってないし息遣いも荒くて、身体も全身がピンク色に染まっている。
ゆっくりだった速度を上げてみる。
「ひゃっ、んっ、はぁんっ、、やっでちゃう、からっ」
モノには触れていないのに絶えず透明な液体が溢れでてきている。
触らずにイかせたくなり、前立腺も精嚢も刺激するように動く。
「もっ、らめぇっ!、あっ、んんあっ、、!!!」
身体を仰け反らせて全身に力が入り、脱力した。
射精はしていないが、イったのかな?
なんか無理させた気がする。
モノを抜き取るとギュッと抱き締めた。
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