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✲第225話.◆◇愛しくて 終◇◆

静のモノも勃ったままで苦しそうだからキュッと握り込み上下に手を動かす。 「ちょっ、まって、、ぁんっ、でちゃう、」 「それはイくっていうんだよ」 「んんっ、あっ、イくっ、イっちゃっ、、くぅっ!!」 ピュッピュッと白濁を撒き散らす。 はぁはぁと荒い息遣いだけが聞こえてくる。 腕を握っていた手も離され、ベッドにくたっと横たわる静を見て、やり過ぎたと思った。 「体を拭くタオル持って来るから待ってて」 「はぁはぁ、ん、すず、なりさん」 「ん?」 「も少し、ここにいて?」 頭を撫でようとした手を掴まれてキュルンと見上げられる。 これではどこにも行けない。 何か拭くものはないかと部屋を見回すとさっき自分が使ったバスタオルが目にとまり、それを手繰り寄せるとあらかた綺麗に拭く。 それからまた抱き締めると触れるだけのキスをした。 「静、好きだよ。大好きだ」 「僕も大好き」 あぁ、今日は静からも大好きと2回も言ってもらえて、なんて良い日なんだろう。 しばらく抱き合っていて、静が少し動こうとしたら顔を歪めた。 「痛っ……」 「大丈夫か? 無理させたよな」 やはりやり過ぎたか。気持ち良くすることが課題だったのに。 腰を優しくさする。 「大丈夫ですから。ただ、喉が渇きました」 「水でいい?」 「オレンジジュースでもいいですか?」 「分かった。ちょっと待ってて」 オレンジジュース好きなのかな? どんな事も可愛く思える。 階段を下りてキッチンの冷蔵庫からオレンジジュースを出してコップに注ぐ。 自分の下半身は少し落ち着いたな。 俺がイくまで付き合わせたらきっと立てなくなるよな。 いつかそういうのもしてみたいけど、今はこれで満足だ。 オレンジジュースと、自分には水のペットボトルを持って寝室に戻る。 美味しそうにオレンジジュースを飲む静を眺める。 「シーツ新しいのに変えた方がいいよな? どこに入ってる?」 「そこのクローゼットの中に。はい、そこです」 シーツを新しいものに変えると、3分の1位残ったオレンジジュースを渡される。 「残りは鈴成さん、飲んで下さい」 「ん? 残しておいて後で飲んだらいいんじゃないか?」 「あ、僕の飲み残しなんて嫌ですよね。ごめんなさい」 しゅんと俯く静が見てられなくてコップを受け取ると一気に飲み干す。 まさか睡眠薬入りだなんて思わずに………。 「寝ようか」 「はい」 腕を広げるとそこにポスッと入り込む。 横になると急激に眠気に襲われる。 さっきまで全く眠くなかったのに変だなと思う。 「静?」 「はい……?」 「愛してる」 ちゃんと言えていたかは分からないが、言い終わってから眠りに落ちた気がする。 「ごめんなさい」 泣いているような声が聞こえた気がしたが、もう意識を保つことは出来なかった。

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