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第310話.貸し切り
旅館に戻って来て温泉には11時から13時の2時間以外は入れると知り、もう一度入ることにした。
「潤一も一緒に入ろ」
「ん? 分かった」
一緒に帰ってきた明さんと拓海さんも一緒に入るからか、寮では1度も一緒に入ってくれない潤一も入ることになった。
へへへ
明さんにまた呆れられるかもしれないけど、潤一と明さんとの大きさ比べしちゃうもんねー
なるべく急いで体を洗って、露天風呂に入る。
深夜に入る人は少ないのか完全に貸し切り状態だった。
初めに来たのは拓海さんだった。
なんかエロい。体の線とかもあるけど、明さんに愛されまくってるからかな。とにかくエロい。
しかも結構立派なモノをお持ちで…………なんか全てにおいて負けている気がする。
「そんなに見られると恥ずかしいな」
「ごめんなさい。でも、拓海さんてそこ、大っきいんですね」
「え?! 何言ってるの?」
温泉に入ってるからってだけでは無い顔の真っ赤さだ。
こういう反応も明さんはたまらないんだろうなあ
「普通の人よりですよ? 明さんとか潤一と比べたら誰でも小さくなっちゃうでしょ」
そんなことを話していたら明さんと潤一が並んでやって来た。
2人とも鍛えているから腹筋割れてるし、やっぱり通常時でもデカいなぁ。
んんん?
通常時だとほぼほぼ同じ位の大きさか?
アレを受け入れたんだよなぁ
オレの尻の穴すげーや
あっちはあっちで話をしてるからこっちも拓海さんに話しかける。
「拓海さん、聞いてもいい?」
「ん? いいよ」
ふわぁって笑う拓海さんが天使に見える。
この人本当に30越してんのかな………?
「明さんとスルの気持ちいい?」
「ちょっと、こんな所でする話じゃないね」
驚いた拓海さんが動いて露天風呂のお湯がパシャっと音を立てる。
「えー、小さい声なら誰にも聞こえませんよ。それに他に誰もいないし、ね? ほら」
「う……えー?…………めちゃくちゃ気持ちいい…………」
ちらっと明さんの方を見て、これでもかってくらい顔を真っ赤にして答えてくれた。
「ですよねー」
オレもちらっと潤一を見たらバチっと目が合ってしまった。
そのまま目が離せなくなってしまう。
「敦」
名前を呼ばれただけでちょっと反応しちゃった。
潤一がこっちに来るのと同時に拓海さんが明さんの所に行く。
「な、何?」
「風呂に入ってる敦は色っぽいな」
そんな嬉しそうな顔で言わないで欲しい。
潤一だって髪が濡れて少しお湯から出た肩のラインも逞しくて、なんか色気を感じるよ?!
オレ、このままじゃ出られないな。
完全に勃起した。
どうしよう、なんて思っていたら潤一にソレを握られた。
「え?! バカっ、何してんだよ!」
「俺のも触って?」
手を引かれて触ったのは凶悪なくらい大きくなったモノだった。
こんなの許されないだろ! と思って明さんと拓海さんを見たらエロいキスしてた。
ええええええーーー!
誰かが入ってくるかもしれないこの状況で、何してんだよー!
「帰ってから朝の6時まで、俺達の貸し切りにしたんだって。鍵もかけたし、誰も入ってこないよ」
潤一の声が濡れてる。
「誰も?……あっ………」
少し手を上下に動かされて声が漏れる。
露天風呂だけど声が反響して耳に届く。
「可愛い。俺、敦のこと抱きたい」
「オレもずっともう一度シたいって思ってた」
明さんと拓海さんになら見られてもいいやって思ってしまう。
「敦」
「じゅん、いちっ」
ギューッと抱き合ってキスして舌を絡ませ合う。
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